教育学科 教科専門(音楽)コース Q&A・アドバイス

Q&A

A.

音楽コースの学生たちは、子どもたちと関わる仕事につくことを目指すということにおいては共通していますが、それぞれピアノ、声楽、吹奏楽等の部活、ポピュラーミュージック等のサークル活動等、それぞれ関心の高い分野について取り組んでいます。

A.

音楽コースにおける学びの特徴としては小学校、中学校、高等学校という3つの階梯の教員免許状が取得できるということが挙げられます。特に小学校の免許のためには、全ての教科を学習しますので、音楽以外の教科指導で身に付けた考え方や指導法を音楽で活用することも可能になり、幅広い教育を視野に収めた教員になることができます。他の様々なコースに所属し、教員を目指す友人もできて、学びの輪が広がるという面もあります。
 毎年3月に、コース全員が出演する「春の演奏会」を行います。3年生が実行委員として企画から全体を取り仕切ります。2022年度はミュージカル「マンマ・ミーア」、2023年度は「レ・ミゼラブル」の抜粋版がメインの演目でした。他にピアノ演奏等も舞台に出しています。

A.

コース卒業生全体の75%が教職に就いています。一般就職を希望する学生もいますが、教職を志した学生はほぼ全員が希望を叶えています。採用試験の受け方としては、小学校全科が7割の比率でしたが、中高音楽・小中共通音楽の受験者が次第に増えてきています。

A.

約半数強が、中学校・高等学校で吹奏楽をやってきた人で、残りは、比較的幼いころからピアノ等鍵盤楽器を習ってきた人です。中学校・高等学校で合唱部や軽音楽部、という人もいます。

A.

音楽大学や国立大学教育学部と同じように、教育職員免許状に必要な科目を揃えています。教科教育法、ソルフェージュ、ピアノ、声楽、作曲・編曲、指揮法、和楽器、吹奏楽です。
 毎年 12 人前後の入学者がいて、学生指導に関して教員のチームワークのよさと、決め細かい指導がセールスポイントとなっています。実技試験は半期ごとに公開で行っています。

A.

ピアノは、教員採用試験で求められるレベルを考えるとソナタなどが弾けると良いですが、毎年初心者に近い人もいます。高校までの教科書の範囲で、楽典を勉強しておくことに加え、ソルフェージュ力は少しでもつけておいてほしいです。他コースと同列の評価で合否が決まるので、総合的な学力は大切です。

A.

音楽コース専用のピアノ練習室を完備しています。また、音楽コースの授業を行う音楽教室にはグランドピアノがあります。ほかにも、音楽コース用のパソコン室もあります。

A.

毎年3月に「春の演奏会」を、府中の明星学苑講堂で実施します。ピアノ演奏、合唱あるいはミュージカル(年度により様々)、卒業演奏などの演目を、1年生から4年生までのコース生が参加し、実施しています。プログラムの決定、練習日程の調整、練習の実施などは学生が自主的に行い、近い将来、教員となった時に求められる、音楽行事の企画や実施に必要な能力を養う機会となっています。

A.

中学校・高等学校の音楽教師を目指すには、合唱曲のかなり複雑な伴奏譜を1週間くらいで譜読みして、概ね弾けるような力のあることが望ましいです。しかし、単純に指が回るかどうかという問題ではなく、様式感を把握し、大切な音の動きを理解してどのように曲を表現するかを考える力が求められます。
 一般的に高校まで吹奏楽に熱心に取り組んできた方は、ピアノをあまり弾いていない傾向があります。ピアノは一朝一夕には上達しないものなので、早めから取り組んでおくことをお勧めします。
 しかし、これまで他の楽器や合唱に取り組んでいて、ピアノは初心者という方も入学され、非常に頑張って伸びています。総合的な音楽の力を伸ばすことによって、ピアノの技術的な不足は相当に補うことができます。

A.

「ソルフェージュ」と名の付く本は、数多く市販されています。「音大受験生のための」と標榜しているものはレベルが高いですが、「こどものためのソルフェージュ」など、譜面が見やすく初心者向けの本もあります。「コールユーブンゲン」という段階的に難しくなる練習曲を収めた本もあります。
 ソルフェージュの完全な自学自習はむずかしいので、音楽を専門とする先生に自分に合った練習法について相談されることをお勧めします。

A.

6割くらいは、小中高等学校のどこかで吹奏楽と出会い、熱心に取り組んできた学生たちです。残りの学生の大半は、幼少時からピアノやエレクトーンなどの鍵盤楽器を習って、非常に熱心に取り組んできた学生です。その他一握りですが、合唱部等で歌を重点的にやってきた学生がいます。また、地元のクラブなどでの活動歴があり、複数の楽器を演奏出来る学生もいます。
 いずれも伸び伸びと音楽を勉強してきて、とにかく音楽の好きな学生たちです。入学後も、半数以上の人が大学の吹奏楽団、その他の音楽サークル、他大学の音楽サークルなどで、色々な楽器にチャレンジしたり、歌ったりしています。

A.

ピアノは、授業としては2年間学ぶ形になっています。「ポリフォニーの音楽(バロック時代の音楽)」「古典派の音楽」などというテーマのもと、時代や作曲家固有の様式や、楽譜の正しい解釈を身に付けていきます。基礎的なことを学修した後は、できるだけ各自の「弾きたい曲」を尊重する方向性を採っています。個人レッスンと、5~6名程度のグループレッスンを組み合わせ、1台または2台のピアノによる連弾といったアンサンブルも課題に組み入れています。学期末試験は公開で行いますので、ご家族にも聴いていただけます。
 学生の中には、幼いころから習ってきたピアノの先生のレッスンを受け続けている人もいます。それを妨げるものではありませんし、両立すると思います。

A.

そのような出費はないように配慮しています。ただし、著作権のある楽譜は当然ながらコピーが禁じられています。学生の希望や事情に配慮して対応していきます。
 小中学校での音楽指導には、ソプラノリコーダー、アルトリコーダーが使われており、これらは既に所有していることと思います。持っていない場合は、いずれ必要になりますので購入していただきます。ソプラノリコーダーは2,000円程度、アルトリコーダーは3,000円程度とお考えください。

入試アドバイス

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