人文学部の教育課程は、国際コミュニケーション学科、人間社会学科、日本文化学科及び福祉実践学科の各学科科目と学部共通科目で構成する。学科科目は、各学科の人材養成の目的及びディプロマ・ポリシーを達成するために必要な授業科目をそれぞれ体系的に編成する。学部共通科目は、人文学部の各学科から提供される科目群である。他学科科目の履修をすることにより、幅広い知識・能力を涵養し、自学科の学修に新たな視点と広がりを与えることを目的とする。
1.教育課程編成の考え方
国際コミュニケーション学科では、人材養成の目的及びディプロマ・ポリシーを達成するために、授業科目を(1)学科科目、(2)学部共通科目で編成する。更に学科科目を①必修科目、②選択必修科目、③選択科目に区分し、体系的に教育課程を編成する。
(1)学科科目
①必修科目
1年生から4年生にかけて開講される下記科目で構成する。
1年生に「基礎研究」、2年生に「専門基礎研究A・B」、3年生から4年生にかけて「専門研究1~4」を配置し、多様な人々と円滑にコミュニケーションする方法、又、その為に必要な幅広い知見を身に付けさせる。
又、4年生に「卒業研究」を配置し、個々の文献読解や論文課題を通じて文章によっても自身の意見、考えを表現し、幅広い視点に立って思考・判断、分析する力を養う。
②選択必修科目
1年生に「実践英語/中国語1A~F」を配置し、1言語を選択履修させる。個別学修及び他者との実践的なコミュニケーション活動、協働的タスク・プロジェクトを通じて、日本語そして英語・中国語を社会で運用する力を養う。
③選択科目
1年生から3年生にかけて開講される科目で構成する。
「フィールドスタディ」「フィールドワーク」、「サマースクール」、「留学」等の科目を配置し、実践的な学び・活動を通じて、多様な文化、習慣、考え方に触れる機会を多く作り、自ら課題を発見し、解決する力を養う。又、グループワーク及び個々の学修を通じて、他者と円滑にコミュニケーションしながら組織で問題解決していく態度・方法を養う。
(2)学部共通科目
人文学部の各学科から提供される科目群である。他学科科目の履修をすることにより、幅広い知識・能力を涵養し、自学科の学修に新たな視点と広がりを与えることを目的とする。
2.教育方法の考え方
(1)グループ内、グループ間の協働、話し合い、発表を主体とした教育を行う。
(2)グループ活動での学びや気づきが多い体験を通して、自律的な学修を促進する。
(3)タスク・プロジェクト遂行型の活動を積極的に行う。
3.評価方法の考え方
(1)課題に対する日々の取り組みを重視して成績評価を行う。
(2)最終テストのみならず、課題、各授業活動への参加姿勢・態度等を総合的に加味して成績評価を行う。
(3)タスク・プロジェクトベースの科目においては、教員のみならず、複数の人々による評価・意見を総合的に考慮して成績評価を行うこともある。