博士前期課程
【知識・理解】
1.宇宙物理学・天文学、物性物理学、原子核・素粒子物理学のいずれかの分野における専門知識をもち、理学・工学の分野を横断的、体系的に理解する。
【思考・判断】
2.宇宙物理学・天文学、物性物理学、原子核・素粒子物理学のいずれかにおいて、1つのテーマをみつけ、その解決策または解決に至るには何が問題かを指摘できるようになる。
3.理学・工学の分野を横断的に見渡すことができ、専門知識を他分野にも応用することができる。
【関心・意欲】
4.物理学以外の活動で起こっている事象の中からでも、物理学の手法で解決できるものがあるならば、その解決策・方策等を系統的に整理して提示できる。
【態 度】
5.宇宙物理学・天文学、物性物理学、原子核・素粒子物理学のいずれかのテーマの中で得た思考や実験の結果を整理し、学内物理学系セミナーで、分野の異なる教員や大学院生、さらに学部学生にも理解できるように伝えることができる。分野によっては物理学会など、専門家による研究集会で、決められた時間内で、上記結果を発表できるようになる。
6.自ら率先して、研究室内のセミナーや輪講の企画、実験設備の管理などを、学部学生や後輩院生を監督して円滑に運営できるようになる。学会時に他大学学生との懇親会等に参加して会話ができるようになる。
【技能・表現】
7.現場で発生する問題・課題に対して、対処療法的ではなく、根源に立ち戻って問題の原因を見つけ、その解決方法を探ることができる。
博士後期課程
【知識・理解】
1.宇宙物理学・天文学、物性物理学、原子核・素粒子物理学のいずれかの分野における専門知識を生かして、1つのテーマの解決策を与えることができるか、または、解決に至る筋道を客観的に示せる。
【思考・判断】
2.理学・工学の考え方や原理に基づき、問題を俯瞰し総括することができる。
3.現実の社会で発生している物理学以外の問題・事象に対しても、各分野で経験した研究手法が適用できる可能性を指摘できること、またはその問題点を整理できる。
【関心・意欲】
4.物理学以外の活動で起こっている事象の中で、物理学の手法で解決できるものがあるならば、問題の根源に立ち戻って具体的な解決策を提示できる。できないならば、その理由を提示して、不合理的な状況に陥らないように行動できる。
【態 度】
5.宇宙物理学・天文学、物性物理学、原子核・素粒子物理学のいずれかの分野の中で得た思考や実験の結果が、閲読者付の学術誌に英文で投稿受理されるようになる、国際会議で講演できるようになる。
6.新たな研究テーマを自ら考え提案・研究して、未知の問題に解決策を与えられる専門的職業人として活躍できる。
【技能・表現】
7.研究などにおいて理論を提案するだけでなく、実際にやって検証すること、または検証するための技術、具体的方法を提示できる。