香川 亘 教授
wataru.kagawa_-a-_meisei-u.ac.jp ※_-a-_は、@(アットマーク)に読み替えてください。
生物物理、構造生命科学
ヒトには2~3万種の遺伝子が存在し、これらの遺伝子は生命活動に必要なタンパク質の「設計図」である。生命活動を維持するためには、「設計図」である遺伝子を変異や損傷から守ることは大切である。しかし、遺伝子は、紫外線や放射線などにより日常的に傷つけられており、そのような傷が正確に修復されないことが、発がんや遺伝病の原因となる。生命の基本単位である細胞は、傷ついた遺伝子を直すためのタンパク質を多数備えており、これらの詳細な役割を明らかにすることは、発がんや遺伝病の予防や治療に役立つことが考えられる。当研究室では、遺伝子の修復とその安定維持に関わるタンパク質に着目し、その機能を原子レベルで解明することを目指している。