教育学専攻 3ポリシー（方針）

博士前期課程

【知識・理解】

１．文献や資料を正確に読み、理解する能力を身につけている。
２．関連する教科に関する深い知識を身につけている。

【思考・判断】

３．文献や資料の読解によって得られた理論や考え方などから、教育の現場における個々の具体的な事象に適合する教育方法を演繹的に導き出す実践的な能力を身につけている。
４．教育の現場で得られた調査結果や実践結果から、新たな法則や理論を帰納的に導き出す能力、または既存の法則や理論を検証する能力を身につけている。

【関心・意欲】

５．崇高なるものや美なるものに対する感受性を身につけている。
６．自然界の驚異や秩序、人間のさまざまな営みなどの、関連する教科が対象とする事象に対し、深い愛情と関心を持って接することができる。
７．教育の対象となる者【幼児・児童・生徒・障害者】への愛情と共感を身につけている。

【態　度】

８．時代や社会の要請に応えつつも、同時に普遍的な価値を見失わない態度を身につけている。
９．さまざまな教育観があるなかで、幼児・児童・生徒の全人格的な成長を優先的に考えることの出来る態度を身につけている。
10．家庭や学校、地域社会における教育事象を、さまざまな学問領域の観点から多面的に批判を加え、自らの教育実践に活かすことの出来る態度を身につけている。

【技能・表現】

11．関連する教科や専門分野に関する熱意を、他者に伝え得る論理性と客観性をもって表現することが出来る。

博士後期課程

【知識・理解】

１．文献や資料を正確に読み、理解する能力を身につけている。
２．関連する教科に関する深い知識を身につけている。

【思考・判断】

３．文献や資料の読解によって得られた理論や考え方などから、教育の現場における個々の具体的な事象に適合する教育方法を演繹的に導き出す実践的な能力を身につけている。
４．教育の現場で得られた調査結果や実践結果から、新たな法則や理論を帰納的に導き出す能力、または既存の法則や理論を検証する能力を身につけている。

【関心・意欲】

５．崇高なるものや美なるものに対する感受性を身につけている。
６．自然界の驚異や秩序、人間のさまざまな営みなどの、関連する教科が対象とする事象に対し、深い愛情と関心を持って接することができる。
７．教育の対象となる者【幼児・児童・生徒・障害者】への愛情と共感を身につけている。

【態　度】

８．時代や社会の要請に応えつつも、同時に普遍的な価値を見失わない態度を身につけている。
９．さまざまな教育観があるなかで、幼児・児童・生徒の全人格的な成長を優先的に考えることの出来る態度を身につけている。
10．家庭や学校、地域社会における教育事象を、さまざまな学問領域の観点から多面的に批判を加え、自らの教育実践に活かすことの出来る態度を身につけている。

【技能・表現】

11．関連する教科や専門分野に関する熱意を、他者に伝え得る論理性と客観性をもって表現することが出来る。
12．関連する教科や専門分野において、他の教育従事者を指導することのできる技能と表現力を身につけている。

博士前期課程

１．教育課程編成の考え方

　教育学専攻では、人材養成の目的を達成するため、専攻科目を「研究科目」「論文指導科目」に区分し、体系的に教育課程を編成する。また、幼・小・中・高教諭及び特別支援学校教諭の専修免許状の取得可能な教育課程を編成する。 「研究科目」では、教育思想、教育課程、教育方法、教育行財政、教育心理、保育課程、保育内容、障害児者教育、教科教育学等の各領域における研究の現状や課題、教育事象や教育実践上の現代的課題を含む、深い専門的知識を総合的に提供する科目を配置する。 「論文指導科目」では、様々な教育事象や教育実践に関し、自ら問題を発見し、既存の法則や理論を検証しつつ新たな法則や理論を帰納的に導き出し、問題の解決に向けて理論と実践の往還に寄与し得る研究を遂行し、修士論文作成への発展的な学修が可能となる科目を配置する。

２．教育内容・方法

　「研究科目」では、講義又は演習形式により授業を行う。教育学の各領域に関する高度な専門的知識・技能と、教育学各領域の研究法と倫理に基づく実証的な研究能力、並びに社会に貢献しうる高度専門職業人としての専門性や技能を修得させる。そして、各領域の研究課題について、学生に主体的・能動的に検討させる教育方法を積極的に取り入れる。
　「論文指導科目」では、演習形式により授業を行う。倫理を踏まえ学術的・社会的意義のある実証的な研究を遂行し、修士論文を作成するための研究指導を行う。

３．学修成果への評価

　シラバスで提示された科目の学修（到達）目標の達成度を試験又は課題により評価する。また、修士学位論文については、主査と副査で構成された修士論文審査委員会が、提出された修士学位論文の審査及び最終試験を行う。併せて、修士論文審査会における研究成果のプレゼンテーションや質疑応答の適切さについても評価の対象とする。

博士後期課程

１．教育課程編成の考え方

　教育学専攻では、人材養成の目的を達成するため、専攻科目を「研究科目」と「論文指導科目」に区分し、体系的に教育課程を編成する。
　「研究科目」では、教育学の各領域における今日的・先進的な課題に関する高度な専門的知識を修得させ、諸理論を発展的・創造的に論究することを目的とした科目を配置する。
　「論文指導科目」 では、投稿論文の執筆に必要なアカデミックライティング法や学会等での発表技能を修得させ、独創性、先進性、発展性に優れ、学術的かつ社会的意義を持つ博士論文研究を実施するために不可欠な高度な研究遂行能力を身に付けさせることを目的とした科目を配置する。

２．教育内容・方法

　「研究科目」では、主として講義形式ではあるものの、演習形式に近い形態で授業を行う。本科目では、教員と学生はそれぞれ独自の専門性をもつ研究者同士という対等な立場にほぼ準じた上で、教育学の各専門領域の今日的・発展的課題や最新の研究成果について互いに議論を交わすことにより、当該領域に関する学際的、先進的かつ高度な専門的知識を修得させる。 「論文指導科目」では、演習形式により授業を行う。博士論文の執筆や、自立した研究者として教育諸科学や社会に貢献できる研究を実施するために不可欠な、高度な研究遂行能力を修得させるための研究指導を行う。

３．学修成果への評価

　シラバスで提示された科目の学修（到達）目標の達成度を試験又は課題により評価する。また、博士論文については、博士の学位申請資格について教育学研究科教育学専攻の基準を基に中間審査を行った上、提出された学位請求論文の内容の妥当性や学術的・社会的意義について主査と2 名以上の副査により構成された博士論文審査委員会が、提出された博士学位論文の審査及び最終試験を行う。併せて、公聴会における研究成果のプレゼンテーションや質疑応答の適切さについても評価の対象とする。

博士前期課程

1. 学部教育で培った能力を発展させ、学校教育の課題の解決に立ち向かう意欲のある人。
2. 教科や発達・学習に関する諸問題を論理的に考察しようとする人。
3. 教育経験を省察し、さらに高度な専門的能力、資質を探求しようとする人。
4. 子ども理解や、授業実践力をより高める意欲のある人。
5. 教育現場における課題意識を持っている人。

博士後期課程

1. 教育学に関して、高度な専門的知識を持ち、創造性豊かな優れた研究能力を持つ研究者を目指す人。
2. 教育学に関して、確かな教育能力と研究能力を兼ね備えた教育者を目指す人。
3. 生涯学習として教育学を研究し、その知識や能力を知識基盤社会で役立てたいと考える人。