修士課程
1.教育課程編成の考え方
応用経済学専攻は、「経済専門コース」「企業マネジメントコース」「会計・税務コース」の3つのコースを設け、専攻科目を経済学の基礎的素養を修得するための「選択必修科目」、各コースに対応した「選択科目」、及び「論文指導科目」に区分し、体系的に教育課程を編成する。
「選択必修科目」では、経済学の基礎的知識、実証的分析手法、加えて税務スペシャリスト志望者に対しては基礎科目となる租税法の知識を修得させる。なお「選択必修科目」については、マクロ経済学、ミクロ経済学、及び計量経済学のうち必ず1科目を受講させる。
「選択科目」では、修士論文執筆に必要な各応用分野の専門的知識と実証研究の手法を修得させる。
「論文指導科目」では、自らの研究課題を論理的かつ体系的に考察し、学術的な研究手法を用いて修士論文を作成させる。
2.教育内容・方法
「選択必修科目」「選択科目」による知識教授を主眼にした教育と「論文指導科目」による論文執筆指導を通じた個別教育を組み合わせて行う。論文指導においては、修士論文作成に向けた研究指導を行うと共に、実践的なプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を身に付けさせるための指導を行う。指導の過程では、研究ワークショップを定期的に開催し、進捗度を報告させると共に、複数の教員から意見及び指導を受ける機会を提供する。なお、「会計・税務コース」においては、税務スペシャリスト養成の観点から、税理士試験科目免除を目的とする税法論文の作成に資する応用科目を充実させ、税法研究者・実務経験者による論文指導を行う。
3.学修成果への評価
科目の評価においては、シラバスで提示された科目の到達目標の達成度を試験又は課題等により評価する。修士論文の審査あるいは特定課題研究の最終試験においては、複数の教員からなる修士論文審査委員会によって評価を行う。評価においては、別に定める所定の水準を満たしていることが求められる。