修士課程
1.教育課程編成の考え方
建築学専攻では、多種多様な機能を持つ美しい建築空間の実現、持続可能な都市や社会基盤の構築、地震をはじめとする自然災害に対する防災・減災技術の開発といった、新しい時代の技術課題を実践的に解決できる応用能力を持った人材を養成するための教育課程を編成する。
実務家に必要な高度な専門的知識と、研究遂行に必要な資料収集・分析及び研究成果の発信能力を修得するため、専攻科目を「研究科目」「論文指導科目」に区分し、さらに「研究科目」を「専門・応用科目」と「演習・実験科目」に区分する。
2.教育内容・方法
「研究科目」では、 講義又は演習・実験形式により授業を行う。
「専門・応用科目」では、主に講義形式により、各分野の高度な専門的知識が修得できる。
「演習・実験科目」では、各分野の調査・研究方法の実践を通じ、新しい課題に対する解決策の検討を実行する科目を配置する。
「論文指導科目」では、演習・実験形式により、実証的な研究能力を修得させると共に、自らの研究課題の意義を社会的文脈に適切に位置付け、独創性あふれる研究を遂行し、修士学位論文または修士設計(特定課題研究)を発展的に作成するための研究指導を行う。
3.学修成果への評価
「研究科目」は、科目ごとに提示された到達目標、評価の方法に従い評価を行う。「論文指導科目」は、中間発表及び最終提出された成果物より評価する。社会に貢献できるかを基準に、主査・副査を中心に研究内容の精査を行い、修士研究(論文・設計)審査会における研究成果のプレゼンテーションや質疑応答の適切さについても評価の対象とする。