多摩ランチ監修:教育学部 笹原千穂子教授(第3回講座講師)のコメント
暑い夏で食欲が低下する中、タンパク質の豊富な納豆と、炭水化物やルチン、ビタミンB群、カリウム、マグネシウムなどのミネラルを多く含むそばの組み合わせが、夏バテ予防に効果的です。
納豆のタンパク質には必須アミノ酸であるトリプトファンが多く含まれ、脳内でセロトニンという神経伝達物質の材料となり、さらに夜には良眠を促すメラトニンが生成されます。トリプトファンからセロトニンへはビタミンB群や鉄、セロトニンからメラトニンへはマグネシウムが必要であり、そばに含まれる成分が役立ちます。
枝豆にはタンパク質、ビタミンB群、カリウム、鉄分に加えて、メチオニンというアミノ酸を多く含み、アルコール分解を促進して、二日酔いを防ぐ効果もあります。