経営学部経営学科 2年生の授業科目「経営基礎3(事業承継・イノベーターコース)」(谷井良教授・中嶋教夫教授)では、ジェラートを製造・販売する有限会社オネスト(東京都八王子市)とのコラボ授業を実施。ペット市場が伸びている昨今、ペット用ジェラートの新商品を企画したいオネスト社より、4月18日(木)に行った授業内で今回学生たちが挑戦する「ペット用ジェラート」の企画提案の依頼内容について説明がありました。
今回の企画提案によって採用された商品は、同社が展開するイタリアンジェラート専門店「ダ ルチアーノ」のオンラインショップおよび八王子市堀之内の店舗にて「ペット用ジェラート」として販売される予定です。また、百貨店や商業施設でのイベントに出店を予定しており、良い企画提案があれば是非販売したいと植木代表取締役よりお話がありました。
本件は、本学と連携協定を締結している多摩信用金庫(本店東京都立川市)を通じ、その顧客企業である有限会社オネストと明星大学との産学連携活動として始動したものです。一昨年度は、同授業内にて「機能性ジェラート(ジェラートに味以外の機能を加えたもの)」の企画提案を行い、昨年度は、「夏に贈るジェラートのギフトセット」の企画提案を行いました。
4月18日(木)の授業では、有限会社オネストの植木代表取締役より会社の歴史や今回の企画提案の趣旨について説明があり、今後学生が企画提案を行うためのイメージとして、実際に同社で販売されているジェラートの試食もさせていただきました。
産学連携のテーマ・授業の様子
今回の授業で取り組むテーマは、「ペット用ジェラート」。63名の学生が9チームに分かれ、企画提案を行います。学生たちは、アンケート・インタビューの実施、ペット用ジェラートの現状・動向の調査、ペットに与えて良い食材・いけない食材の調査に加え、ターゲット・商品コンセプト・デザイン・販売場所や方法・宣伝方法や媒体などについて検討を開始しました。
植木代表取締役からは、「ペット用ジェラート」について、「縛りのない状況で、自由な発想で考えて欲しい。また、ペットが好むジェラート、飼い主が喜ぶジェラートについて、どんどん深掘りして、既成概念にとらわれない商品の企画提案をしてほしい。商品化されると学生たちは実感がわくので是非商品化させたい。」との依頼がありました。
学生の成果発表会の様子
本授業では、およそ1か月間のリサーチ、検討、プレゼン準備を経て、5月16日(木)の授業において、オネスト社に向けて、成果発表会を実施しました。
実際の提案には、試作品を作成したグループ、販売場所の拡大を目指し自動販売機やワゴン販売を提案したグループ、ペット用ジェラートの認知度を高めるような商品化や宣伝を提案したグループなど、ペットに与えて良い食材・いけない食材を加味しながら、多様な提案を行いました。その他、ペット用ジェラートは記念日に購入されることが多いことから、記念日だけではなく日常に視点を置いた熱中症対策としての商品を提案するグループもありました。
植木代表取締役からは、多岐にわたる提案があり、皆さんの面白い提案をこれから形(商品化)にしたいとのお話をいただきました。