経営学部経営学科 2年生の授業科目「経営基礎3(事業承継・起業コース)」(谷井良教授)では、ジェラートを製造・販売する有限会社オネスト(東京都八王子市)とのコラボ授業を実施。オネスト社が販売する「ギフトセット」の企画提案に取り組む授業を4月20日(木)に行いました。今回の企画提案が採用された商品は、同社が展開するイタリアンジェラート専門店「ダ ルチアーノ」のオンラインショップおよび八王子市堀之内の店舗にて「サマーギフトセット」として販売される予定です。
本件は本学と連携協定を締結している多摩信用金庫(本店東京都立川市)を通じ、その顧客企業である有限会社オネストと明星大学との産学連携活動として始動したものです。昨年度は、同授業内にて「機能性ジェラート(ジェラートに味以外の機能を加えたもの)」の企画提案を行いました。
4月20日(木)の授業では、有限会社オネストの植木代表取締役より会社の歴史や今回の企画提案の趣旨について説明があり、今後学生が企画提案を行うためのイメージとして、実際に同社で販売されているジェラートの試食もさせていただきました。
産学連携のテーマ
今回の授業で取り組むテーマは、「ギフトセット」。学生は7チームに分かれ、企画提案を行う「サマーギフトセット」、およびそのセットにふさわしいジェラートの新商品について、検討を開始しました。
植木代表取締役からは、「昨今多様なジェラートが存在するなかで、どのような組み合わせのギフトを作ることができるのか、身近な人にギフトとして送るにふさわしい商品とはどのようなものか、既成概念にとらわれない商品の企画提案をしてほしい」との依頼がありました。
授業の様子
4月20日(木)の授業では、植木代表取締役よりこれまでに同社で「作ったことがないジェラートの味」を考えてほしいと伝えられ、学生からは福島県の「いかにんじん」や山梨県の「せいだのたまじ」といった出身地の郷土料理など、様々な意見が発表されました。
学生の発表を受け植木代表取締役からは、「みなさんのアイディアは、自分たちが食べたいと思って出されたものですか、それともマーケティングを考えて出されたものですか」と経営者の視点でお話されるシーンも。今回企画提案を行う「サマーギフトセット」は、どのようなマーケット、価格帯、ターゲットに対するものなのかという点を踏まえて検討してほしいとの話がありました。
本授業では、およそ1か月間のリサーチ、検討、プレゼン準備を経て、5月18日(木)の最終発表会に向けて準備を進めていく予定です。