受験生の皆さん、受験生の保護者の皆さん
コロナ禍のなか、この大学では授業はどのように行われている? 2022年度にはどうなるのだろう? 受験生・保護者の皆さんは、ここに大きな関心を寄せていることと思います。
東京都が緊急事態宣言を発出した2020年4月、明星大学は休業することなく、いち早くオンラインで授業を開始しました。そして、新型コロナウイルス感染防止対策を重ねながら、現在まで対面授業を段階的に増やしてきました。
本年度は、対面授業科目数を全科目数の5割まで戻すことが当初の方針でした。明星大学はそれを実現し、さらに、ここ一カ月の東京都の新型コロナウイルス感染者数の激減を受け、11月中旬からは対面授業の比率を引き上げ、後期開講の学科科目の約7割にあたる800科目近くを対面授業で行う予定でいます。
それは、学生にもっとキャンパスに集ってもらいたいからです。この目的に向け、2022年度には工夫をこらした新たな取組を進め、対面授業を基本とする教育体制をとる予定です。対面授業とオンライン授業にはそれぞれの良さがあります。良いところを失うことなく、教育効果の高い授業を展開する準備を、各学部学科ですでに始めています。
対面授業が増加すると感染リスクも高まるのではないか? そう懸念されるかもしれません。しかし、対面授業という方法を悪役にしてはいけません。明星大学は、本学構内を起点とする感染者をこれまで出していません。学内でのクラスター発生もゼロです。それは、本学の学生・教職員が新型コロナウイルスを「正しく恐れ」、入館時の検温、手指消毒、教室の座席の間引き、換気機能の強化などはもちろん、新型コロナウイルスワクチンの職域接種の実施など、様々な施策を進めてきた成果と言えます。今後も対面授業を増やすとともに、感染リスクを抑える多様な対策を継続していきます。
図書館、情報科学研究センター、学生食堂などの施設でも感染防止対策を整えており、すべての学生が利用できます。また明星大学は、学内のどこにいても学修できるよう、BYOD化(Bring Your Own Device=個人所有のノートパソコン等を持参しての活用)を推進し、必要なWi-Fi環境の強化に投資してきました。在学生にたいへん喜ばれています。このように明星大学には、学生がキャンパスで安心して学修できる環境が整っています。
明星大学は、こうした取り組みの経験と成果から、ウィズコロナ時代に移行しても本学が掲げる「学生・教職員の生命と身体の安全確保」と「学生の学修機会の保障」の両立という基本方針は守れると判断しています。入学式(2022年4月1日)も対面で挙行する予定です。
今後、コロナ禍の状況に特別な悪化がない限り、上記方針で大学を運営します。受験生の皆さん、どうか安心してください。