高校生たちが本気で向き合った3日間
プログラムでは、経営学部の伊藤智久教授と金子晃輝客員准教授(株式会社ロンド代表取締役)が講師を務めました。
参加者は、同じ高校の生徒が同じチームにならないよう編成され、ほとんどが初対面同士でのスタート。初日の開始直後は会場全体に緊張感が漂い、静かな雰囲気も見られましたが、アイスブレイクを兼ねたワークをきっかけに徐々に会話が生まれていきました。
プログラムの大半を占めたのはグループワークです。本キャンプでは事前課題として、「最近のあなたの生活で、不便だと感じたことや困ったこと」をテーマに写真5枚を提出。参加者たちは、それぞれが持ち寄った課題意識を出発点に議論をスタートさせました。
課題の背景分析やターゲット設定、解決策の検討を重ね、ビジネスモデルを構築。限られた時間の中で成果を形にするため、各日の終了後もメンバー同士で連絡を取り合いながら準備を進めるチームが多数見られました。空き時間も活用しながら課題と向き合い、3日間を通してビジネスプランを磨き上げていく姿が印象的でした。
最終日に行われた成果発表会では、オープンキャンパス来場者も見守る中、各チームが3日間かけて作り上げたビジネスモデルを発表。アイデアそのものだけでなく、寸劇や実演を取り入れるなど、伝え方にも工夫を凝らしたプレゼンテーションが続きました。中には、アイデアを実際に操作できる形にまで落とし込んだグループもあり、参加者たちの高いITスキルにも驚かされました。
成果発表会には、株式会社CHLOE salon代表取締役CEOで起業家の小宮美緒氏をゲストコメンテーターとして迎えたほか、多摩信用金庫や日本政策金融公庫など後援団体からも審査員が参加。発表後の質疑応答では、ターゲット設定や収益モデル、競合との差別化などについて次々と質問が投げかけられ、参加者たちは自身のアイデアについて説明を重ねながら応答しました。
起業家や金融機関など、ビジネスの現場に携わるプロを前にした成果発表会。発表後の講評では、「高校生とは思えないほどよく練られている」「短期間でここまで形にしたことに驚いた」といった声も聞かれました。