明星大学図書館が所蔵する貴重書2点が、慶應義塾ミュージアム・コモンズで開催される展覧会「ガリヴァーと奇想天外!ワンダーランド-18世紀イギリスのはじける好奇心」に出展されます。
本展は、18世紀イギリスに広がった文学や出版文化、人々の知的好奇心をテーマとした企画展。2026年6月1日(月)から7月30日(木)まで開催されます。
今回、本学から貸し出されるのは、ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』全3巻(1719–1720)と、ジョナサン・スウィフト『ガリヴァー旅行記』(1726)の2点です。特に『ロビンソン・クルーソー』は初版であり、18世紀英国文学・出版文化を現在に伝える貴重な資料として高い価値を有しています。
“まだ見ぬ世界”への好奇心
『ロビンソン・クルーソー』や『ガリヴァー旅行記』は、現在でも世界的に読み継がれている文学作品として知られています。一方で、これらの作品が刊行された18世紀は、人々の知的好奇心や探究心が大きく広がった時代でもありました。
今回の出展では、18世紀英国文学を代表する作品の初版資料が、本学図書館の所蔵資料として一般公開されます。教育・研究を支える学術資料の収集・保存に加え、学外機関との連携を通じた社会発信も進める明星大学図書館。今回貸し出される2点も、18世紀イギリスの文学や出版文化、当時の人々の想像力を今に伝える貴重書です。
300年前の人々を熱狂させた“問題作”たち
明星大学図書館チームリーダーの石井美樹さんは、今回の展示について、
「300年前のロンドンの出版物は、現代で言うところのSNSのようなもので、『ロビンソン・クルーソー』や『ガリヴァー旅行記』は、当時の探検ブームを背景に大バズリした問題作です。」
と、300年前の出版文化を現代のSNSになぞらえながら、その面白さを語ってくれました。
さらに、「内容を実話そのものと受け止めた人も多数いたそうで、論争も炎上も含めて盛り上がり、度々重版されました。今では児童向けの版が定番イメージですが、それもやはり、人の心をワクワクさせてしまう作品の力によるものと思います。出版当時の冊子は本学では貴重書として大事に保管していて、普段はお目にかかれませんが、今回は展覧会への出品依頼を受け、お貸出し、展示していただきます。ぜひ現物を目撃して、300年前の人々のワクワクに没入してみてください。」
と、“本好き”ならではの実感を込めて語ってくれました。
展覧会概要
展覧会名
「ガリヴァーと奇想天外!ワンダーランド-18世紀イギリスのはじける好奇心」展
会場
慶應義塾ミュージアム・コモンズ(港区三田 2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス東別館)
- 田町駅(JR 山手線/JR 京浜東北線)徒歩 8 分
- 三田駅(都営地下鉄浅草線/都営地下鉄三田線)徒歩 7 分
- 赤羽橋駅(都営地下鉄大江戸線)徒歩 8 分
日付
2026年6月1日(月)〜7月30日(木)
11時00分〜18時00分 土日祝休館
・特別開館|6月13日(土)、7月11日(土)
・臨時休館|6月15日(月)、7月13日(月)
関連リンク
「ガリヴァーと奇想天外!ワンダーランド-18世紀イギリスのはじける好奇心」展(慶應義塾ミュージアム・コモンズ)