経済学部の「課題解決ワークショップ」の授業で行われた企画提案をもとに制作された、八王子市のシティプロモーション動画「八王子のとある大学生の一日」が公開されました。
本動画は、学生による企画提案をもとに制作されたもので、本学は撮影への協力やキャンパスの一部提供を行うとともに、学生が出演者としても撮影に参加しました。動画は、八王子市公式YouTubeチャンネルに掲載され、同市のプロモーションに活用されます。
実施背景 — 課題解決ワークショップでの取り組みから
八王子市では、市内外の多くの人にまちの魅力を伝え、関心や愛着を高めていくことを目的に、シティプロモーションを推進しています。
その一環として、特に大学生から20代の若い世代に向けて、より効果的に「伝わる」情報発信のあり方を検討する中で、シティプロモーション動画の制作が企画されました。
こうした背景のもと、八王子市から本学に対し、シティプロモーション動画に関する企画提案が課題として提示され、経済学部の授業「課題解決ワークショップ」において、学生による検討・提案が行われました。
授業では、八王子市が掲げるシティプロモーションの方向性を踏まえながら、動画の構成やストーリー、表現方法などについて議論を重ね、企画提案がまとめられました。
今回公開された動画は、そうした授業内での提案をきっかけに制作が進められたものです。
撮影には、経済学部の学生6名が協力しました。
明星大学キャンパスでのシーンでは、日頃から慣れ親しんでいる環境での撮影であったものの、制作スタッフの指示を受けながら進む撮影現場では、学生たちの表情に緊張や戸惑いも見られました。一方で、互いに声をかけ合いながら楽しそうに会話を交わす姿も印象的でした。
その後、撮影場所を八王子駅周辺など市内各所に移し、撮影が行われました。学生たちからは、「馴染みのある八王子市であるものの、これまで知らなかった場所や、訪れたことのなかった場所に行くことができ、改めて八王子の魅力を知った」「自分たちが授業で提案した内容が、実際の映像として形になっていく様子を見てうれしかった」といった声も聞かれました。
今回の取り組みと今後の展開について
今回の取り組みについて、担当した経済学部の波田野匡章特任教授は、「提案だけで終わるのではなく、その内容が実際の動画制作につながり、撮影の場にも関わることができた点は、学生にとっても貴重な経験だったと思います。自分たちが考えた内容が具体的な形になっていく過程を出演者として実感できたことも、大きな学びになりました」と話しています。
そのうえで、「今回のテーマであった、若者をターゲットとしたシティプロモーション動画の企画提案は、比較的、自分事として内容を考えやすかったと感じています。八王子市からは毎年3つほどの地域・行政課題が提示され、それに対する解決案を提案していますが、地域社会に関する課題については、考察が不十分なまま提案してしまう傾向もありました。今回のように、学生が提案した内容について、提案後もプロセスに関わり続け、実際に形にしていくことは、八王子市にとっても意義があり、学生にとっても学びを深める重要な機会だと考えています」と振り返ります。
さらに、「より伝わる表現とは何か、ターゲットにどう届くのかといった点については、今後さらに考えていく必要があると感じています。今回の経験を踏まえ、企画提案にとどまらず、発信後の反応や効果も振り返りながら、地域課題を自分ごととして捉え、考えを形にしていく学びにつなげていきたい。そのような機会や場を、今後もさらに創造していきたい」と、今後の展開を述べました。
経済学部では今後も、地域の課題と学びを結びつけられる取り組みを進めていきます。