2026年3月7日(土)に開催された第31回電子情報通信学会東京支部学生会研究発表会において末田研究室の飯島 大翔さん(情報学部4年)が学生奨励賞を受賞しました。
本研究発表会は、電子情報通信分野における東京支部学生員の研究成果発表の場として毎年開催され、優れた研究発表に対して学生奨励賞が授与されます。今年度は129件の研究発表のうち、12名が東京支部学生奨励賞を受賞しました。
受賞者
飯島大翔
論文題目
BLE通信パターンに基づくIoTデバイスのセキュリティ監視システム
著者
飯島大翔、末田欣子
研究の概要と評価ポイント
末田研究室では、卒業研究の成果を必ず学会で発表することを方針としており、学生が学外の専門家からフィードバックを受ける機会を大切にしています。
本研究は、昨年度同賞を受賞した先輩の研究テーマを継承し、その成果を基盤としてさらに発展させた取り組みです。BLE(Bluetooth Low Energy)デバイスの通信パターンを詳細に分析し、挙動の違いから潜在的なセキュリティリスクを検知するという研究目的に対し、新たな攻撃手法を実装し、取得した通信データの特徴量を解析することで、攻撃デバイスを識別する手法を検討しました。
本研究は、攻撃シナリオの再現、通信データ解析に基づく異常検知の実証的アプローチ、SNSやブロックチェーンなど、分散環境にも適応可能なモデル設計といった点が高く評価され、学生奨励賞の受賞につながりました。
研究の背景と意義
IoTデバイスは日常生活から産業分野まで幅広く普及していますが、その多くが無線通信を利用するため、新たなセキュリティ脅威にさらされています。特にBLE通信のような省電力プロトコルでは、デバイス特有の通信パターンが攻撃者に悪用される可能性が指摘されています。そのため、通信データの挙動解析による異常検知技術の確立は、今後の社会的課題の解決に向けて重要な研究テーマといえます。
今回の成果は、これらの課題に対し、学部生として実践的なアプローチで取り組んだ点が学術的に認められたものです。