2026年1月、台湾(高雄)において開催された先端画像技術に関する国際ワークショップThe International Workshop on Advanced Image Technology (IWAIT) において、植木一也准教授と尼岡研究室所属の博士課程1年 清水海人さんが口頭発表を行いました。
植木一也准教授の発表は、映像検索の精度向上を目的として、視覚言語モデル(Vision-Language Models:VLM)を用いた新しい再ランキング手法を提案しました。初期検索で得られた候補映像に対し、YES/NO形式の質問をVLMに与えて再評価することで、映像内容に対する意味的理解を反映したランキングを実現し、TRECVID映像検索ベンチマークにおいて平均適合率(mAP)の大幅な向上を確認しました。本研究は、Best Paper Competition Session において発表され、Best Paper Award を受賞しました。
清水さんの発表は、水と油からなる二層液体構造を用い、水面そのものを表示媒体として利用する新しいインターフェースについて報告しました。ポンプ制御により水面にピクセル状の隆起を生成し、文字や図形を動的に表示することで、液体の物理的特性を活かした有機的で柔軟な情報表現の可能性を示しました。
いずれの発表も、セッション中だけでなく、セッション終了後にも多くの参加者が集まり、議論が発展するなど、研究成果に対する関心の高さがうかがえました。
口頭発表(Best Paper Competition Session)
“Is YES/NO Question Answering by Vision-Language Models Effective for Video Retrieval?”
Kazuya Ueki
Best Paper Award 受賞
口頭発表
“Emerflux: Proposal for a water surface display using a two-layer liquid”
Kaito Shimizu and Toshitaka Amaoka