国際標準化機構(ISO)の技術委員会の一つである軽金属分野の技術委員会(TC79)において、アルミニウム材料の分析法に関する分科会(SC1:Methods of chemical and spectro-chemical analysis)およびマグネシウム材料の分析法に関する作業部会(SC5/WG4 : Analysis of magnesium and magnesium alloy)の会議が開催され、理工学部総合理工学科化学・生命科学コースの上本道久常勤教授が、前者では議長として、後者では国際幹事として会議を主宰しました。
2025年10月にアメリカ合衆国バージニア州アーリントンにある米アルミニウム協会で開催されたTC79およびその関連分科会の会議で、SC1では、日本が提案した、アルミニウム材料中少量〜微量成分の包括的分析法を改訂して、2026年に再提案すること、中国、アメリカ、フランスからの専門家と連携してプロジェクトを推進することに合意しました。
SC5/WG4では、高機能合金であるマグネシウム合金中希土類元素の分析法の日本提案がWD(作業ドラフト)段階となり、国際共同分析を実施する段取りを固めました。
また中国のプロジェクト提案にコメントして、提案をブラッシュアップしました。