2025年10月25日(土)、新潟県・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館で開催された「第73回全日本吹奏楽コンクール 大学の部」において、初出場の明星大学学友会吹奏楽団が銀賞を受賞しました。
多大なるご声援とご支援を賜り、誠にありがとうございました。
演奏を終えた学生たちの表情には、積み重ねてきた努力の達成感と、支えてくれた多くの人々への感謝がにじみ、笑顔と感動の涙が溢れていました。
そして同時に、次なる目標へと歩み始める強い決意が感じられる一日となりました。
「誇りと感謝」——全国の舞台で響かせた「明星サウンド」
会場のりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館には、早い時間から開場を待つ人の列ができ、ロビーも多くの来場者で溢れていました。
その光景は、全日本吹奏楽コンクールへの関心と期待の高さを物語っていました。
明星大学吹奏楽団は、本番直前まで新潟市内のホールで最後の練習に臨みました。
団員一人ひとりの表情には緊張が浮かび、玉寄音楽監督からは細部にまで丁寧な指示が飛びます。
その空間には張りつめた空気が流れながらも、「良い音を届けたい」という強い想いが感じられました。
全国大会初出場。初めて立つホール、そして演奏順はトップバッター。
極限の緊張感に包まれる中、ついに音が鳴り始めます。
これまで練習や都大会などで何度も耳にしてきた曲でしたが、この日の演奏はこれまでで最も美しく、力強い響きを放っていました。
何より、演奏する学生たちの表情からは、充実感と誇りが伝わってきます。
堂々たる音がホールいっぱいに広がり、演奏を終えると客席からは大きな拍手と「ブラボー」といった歓声が上がりました。
明星大学吹奏楽団にとって、“全国大会の空気”を初めて肌で感じた瞬間でした。
ロビーに戻った学生たちの顔には、涙と笑顔が入り混じる「やり切った」という晴れやかな表情が見られました。
ある3年生の学生は、「都大会も通じて、今まで演奏してきた中で一番楽しかったです」と語ってくれました。
そしてもう一つ、この「全日本吹奏楽コンクール初出場」という快挙が、明星大学の学生・教職員・OBOG、そして保護者など、吹奏楽団のみならず明星大学に関わるすべての人々に、“この大学の一員であることへの誇りと、つながり”を感じさせてくれました。
15年前に卒業したOBは、「自分たちの頃には全国なんて夢のようでした。演奏技術も本当に高くなっていて、素晴らしいし、その団のOBであることが誇らしいです」と語り、
明星学苑の職員の一人は、「ここまで連れてきてくれた学生たちに感謝しかありません。この仕事をしていて本当に良かった」と目を潤ませました。
また、保護者の一人は、「今回の自由曲(吹奏楽のための交響曲「ワインダーク・シー」/J.マッキー)は、娘が中学生の頃から“演奏してみたい”と言っていた曲。それがこの舞台で実現したことは、とても感慨深いです」と話してくれました。
それぞれの立場の人々が全国大会での演奏を通じ、吹奏楽団、そして明星大学への想いを新たにした一日でもありました。
この日、明星大学学友会吹奏楽団は、“全国の舞台で音を響かせる”という夢を叶え、
“全国で金賞”という新たな目標への第一歩を踏み出しました。
次なる挑戦へ、明星大学学友会吹奏楽団のこれからに、どうぞご期待ください。
団長・音楽監督コメント
団長 岩本萌枝(教育学部 教育学科3年 クラリネットパート)
私たち明星大学学友会吹奏楽団は、このたび「第73回全日本吹奏楽コンクール」に出場し、銀賞をいただきました。
応援してくださった学校関係の皆様、保護者の皆様、OBOGの皆様、そしてこれまで支えてくださったすべての方々に、心から感謝しています。
結果は、目指していた金賞には届かず悔しさもありますが、全国という大きな舞台で演奏できたことは本当に誇らしく思います。
そして、金賞という目標が少し近づいたことで、「来年こそは」という気持ちで団員みんなの心がひとつになりました。
これからも、“東京都代表として全国に出たバンド”として恥じないよう、これまで以上に練習に励み、たくさんの方に音楽を届けていきたいと思います。
今後とも、変わらぬ応援をどうぞよろしくお願いいたします。
音楽監督 玉寄勝治
皆様、いつも明星大学学友会吹奏楽団への温かいご声援をありがとうございます。
10月25日、新潟市民芸術文化会館〈りゅーとぴあ〉コンサートホールで開催された「第73回全日本吹奏楽コンクール 全国大会(大学の部)」に、明星大学学友会吹奏楽団が初出場いたしました。
今回の大会は、金賞6団体、銀賞3団体、銅賞6団体という結果の中で、本学は出演順1番・銀賞を受賞しました。
演奏内容は非常に上出来で、プレイヤーたちの熱い気持ちが音にのり、会場いっぱいに響き渡る熱量の高い演奏だったと思います。
初出場ながら堂々としたステージで、指揮者としても満足のいく演奏でした。
そして演奏終了後、長く続く盛大な拍手と「ブラボー」の声に心から感激しました。
「これぞ全国大会!」という雰囲気に包まれ、私は3年ぶりの全日本でしたが、まるで帰ってきたような気持ちになりました。
出演順が1番というのは、奏者にとって精神的にも難しい部分がありますが、日頃の練習で培った集中力が良い方向に働き、明星大学のプレイヤーたちの頼もしさを改めて感じることができました。
また、日本中から集まった大学の素晴らしい演奏を聴きながら、全国大会ならではの高揚感を学生たちと共有できたことも大きな経験になったと思います。
明星大学学友会吹奏楽団は、今回の経験を経て新たな目標を明確にし、すでに気持ちは来年の大会へと向かっています。「明星大学チーム2025」は、コンクールだけでなく、2月の定期演奏会をはじめ多くの本番に挑みます。
ぜひ会場で、全国大会で磨かれたサウンドとエネルギーを感じてください。
これからも、全国の舞台で培った音を胸に、さらに良いステージをお届けできるよう励んでまいります。
今後とも、明星大学学友会吹奏楽団への変わらぬご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
明星大学学友会吹奏楽団今後の演奏予定
◆第60回星友祭
日時:2025年11月1日(土) 13時15分〜14時00分
場所:明星大学日野校アンソレイエ(大学会館南側)
◆第57回 定期演奏会
日時:2026年2月10日(火) 開場 18時00分/ 開演 19時00分
場所:府中の森芸術劇場 どりーむホール