概要
経営学部経営学科の安岡寛道ゼミ(以降は「安岡ゼミ」)は、「事業戦略の理論と実践の研究 ~戦略なき企業経営に明日はない~」をテーマに、企業における経営企画やコンサルティングに必要なフレームワークなど、実践的な手法を学んでいます。
その大きな行事として、戦略コンサルタント出身の実務家教員が主催する、第5回「戦略コンサルティング大学ゼミ交流会」(以降は「交流会」)に、安岡ゼミの学生3チーム(各チーム4~5名)が参加しました。今年度は、KDDI株式会社(以降は「KDDI」)、ヘルスケア領域を推進する田口健太シニアエキスパートに協賛して頂き、2025年9月4日(木)、桜美林大学・新宿キャンパス(センテナリオホール)にて行われました。そこでは、半年間の学びの集大成を披露し、教員賞を2つ受賞しました。
交流会の様子
交流会には、4大学の3年生の総勢55名(現地での出席50名程度)が参加しました。
明星大学の安岡ゼミでは14名(3チーム、現地12名出席)、桜美林大学・ビジネスマネジメント学群の岩垂好彦ゼミでは20名(4チーム)、二松学舎大学・国際政治経済学部国際経営学科の小久保欣哉ゼミでは16名(3チーム)、相模女子大学・人間社会学部・社会マネジメント学科の金森剛ゼミでは5名(1チーム)が参加しました。
今年度の交流会では、以下のテーマを具体的に検討し、その成果を発表しました。
「KDDIがヘルスケア(健康~医療、介護)の領域で事業を行っています。この事業領域において、コンビニエンスストア(KDDI出資企業:ローソン)を活用して、サービスを企画する場合、他社を凌駕するサービス/事業の戦略を検討し、発表して下さい。」
4大学で合計11チームが提案の発表を行いました。各チームが検討してきた具体的な内容を発表し、成果を披露しました。この発表に対して、他大学の教員、およびKDDIの田口シニアエキスパートから、数多くの質問を浴びながらも、学生達は真剣に全て対応しました。また、学生の健闘を称える温かいコメントも数多く寄せられました。
交流会の結果など
最後に、表彰式が行われました。1位の最優秀賞、2位の優秀賞、4大学各々の教員賞が学生チームに授与されました。ここでは、安岡ゼミの2チームが教員賞を受賞し、表彰されました。
まず1つ目の教員賞(桜美林・岩垂賞)は、「HiGO」<リーダー:高野陽茉里さん、サブリーダー:尾形晟堂さん、メンバー:神谷さくらさん、栗原ななさん、横倉寛人さん(当日欠)>でした。また、2つ目の教員賞(二松学舎・小久保賞)は、「バナナ」<リーダー:大囿侑己さん、サブリーダー:重森美玲さん、メンバー:伊藤怜生さん、杉原明斗さん、清野遥菜さん>でした。また、「COMPLEX」<リーダー:渡邉一喜さん(当日欠)、サブリーダー:瀧澤裕希さん、メンバー:金沢海都さん、新井綾夏さん>は惜しくも受賞できなかったですが、1番最初の順番で、欠席者もいる中、参加チーム最少人数での発表を果敢に行いました。
また、終了後は、カプリチョーザ・新宿ワシントンホテル店を借り切って、4大学の学生や教員全員で親睦を深めました。
なお、安岡ゼミでは、これまで同様に最優秀賞(1位)を取れなかったのが、またしても課題となりました。
交流会に参加した全ての学生は、他大学の学生の視点の異なる発表も知り、視野を広げられたと考えられます。また、戦略コンサルタント出身教員の助言のもと、準備段階も含め、フレームワークを活用した論理的思考、学生間のコミュニケーション、実際の企業へのプレゼンテーションや質疑応答など、近い将来、社会に出てより必要となる実践的なスキルもかなり向上したはずです。
今後もこういった素晴らしい企業と連携したゼミ活動などを通して、経営学部のみならず、明星大学全体のブランド向上、さらには連携する大学も含めた学生のあらゆるスキル向上に努めていきたいと考えております。