2025年9月21日(日)、府中の森芸術劇場どりーむホールで開催された「第65回東京都吹奏楽コンクール 大学の部」にて、明星大学学友会吹奏楽団が金賞を受賞しました。
さらに、金賞を受賞した団体の中から東京都代表として選ばれる2団体のひとつに選出され、第73回全日本吹奏楽コンクールへの初出場が決定しました。
全国大会は、2025年10月25日(土)に新潟県・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館にて開催されます。
ついに訪れた悲願達成の瞬間
明星大学学友会吹奏楽団は、1967年(昭和42年)に創団された、明星大学の中でも歴史ある学友会団体です。長年にわたり、入学式や星友祭、定期演奏会など、学内での演奏を中心に活動してきました。
2007年に玉寄勝治音楽監督を迎え、以降、東京都吹奏楽コンクールへの出場を開始。「全日本吹奏楽コンクールで金賞を獲得すること」を目標に、日々の練習に励んできました。
ここ数年は、毎年都大会で金賞を受賞するものの、金賞団体のうち上位2団体のみが選出される全日本吹奏楽コンクールへの出場権を得ることができず、悔しい思いを重ねてきました。
今年度は、8月に行われた予選において全体の4番目の得点で通過となりましたが、短期間でさらに演奏に磨きをかけ、ついに悲願を達成しました。
全国大会出場校の発表があった瞬間、ほぼ満員の府中の森芸術劇場どりーむホールは大きな歓声に包まれ、学生はもちろん、関係者も一斉に歓喜の涙を流しました。
ここ数年、東京都代表として全国大会に選出される大学はほぼ固定化されており、同じ大学が上位2枠を占める状況が続いていました。その中で、本学が初めて東京都代表として全国大会への出場を決めたことは、SNSなどでも大きな話題となり、多くの反響を呼んでいます。
全国大会への初出場という快挙を果たした明星大学学友会吹奏楽団。心境について、団長と監督にコメントをもらいました。
団長 岩本萌枝(教育学部 教育学科3年 クラリネットパート)
まず、日頃から活動を支えてくださっている明星大学の教職員の皆様、OBOGの先輩方、そして家族をはじめ、応援してくださるすべての皆さまに、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
当団の悲願である「全日本吹奏楽コンクールへの初出場」を決めることができました。舞台上で結果が発表された瞬間も、一晩寝た今も、正直まだ実感が湧いていません。
ここに至るまでには、嬉しいこと以上に、大変なことの方が多かったように思います。コンクールに関しても、予選の結果が思うように振るわず、弱気になってしまった時期もありました。それでも、もう一度気持ちを奮い立たせて本戦に向けて練習を重ね、仲間や監督と共に目指してきた目標にようやく手が届いたことが、今は何よりも嬉しく、誇らしく感じています。
全国大会への初出場という結果は、たまたま私たちの代で実現しましたが、これまでの先輩方の努力と歴史の積み重ねがあったからこそ、今の私たちがあります。そのことを思うと、感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。
東京都の代表として恥じぬよう、そして全国大会の舞台で胸を張って演奏できるよう、これからも一層練習に励んでまいります。何より、全国の舞台で思いっきり「明星サウンド」を鳴り響かせてまいります。
今後とも、変わらぬご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
音楽監督 玉寄勝治
日頃より吹奏楽団の活動にご理解、ご支援いただき誠にありがとうございます。
9月21日(日)府中の森芸術劇場で開催された第65回東京都吹奏楽コンクール東京都大会大学の部におきまして金賞受賞し、初の東京代表、全国大会出場となりました。
私が監督に就任した2007年は吹奏楽連盟に加盟していなかったため大会に出場できませんでしたが、翌年の2008年大会から出場し、2013年から本選であります東京都大会に進出できるようになってからは、12回目のアタックで東京代表チームとなりました。
吹奏楽団は2008年の東京都大学吹奏楽コンクール初出場から大勢のプレイヤーが、この大きな目標を達成するために努力を重ねてきました。
審査結果を知った卒業生や卒業生の保護者の皆様、職員の皆様からもたくさんの御連絡をいただき、関心の深さ、ずっと応援してくださっていることをあらためて感じました。この場をお借りして感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。
私の就任時、9人しかいなかった吹奏楽団は、現在約120名のプレイヤーが在籍する東京都の大学の中でも大きなチームに成長しました。
全国大会出場は、2008年にチャレンジを始めてから現在までの全ての団員たちの弛まぬ努力と皆様の力強い応援ににより得られたのだと思っております。そして、18年間、活動を支えてくださっている吹奏楽団近藤伊佐夫顧問とは結果発表後に固い握手を交わせました。
私にとっては11回目の全国大会です。よい演奏ができるよう精一杯頑張ります。
皆様、ご指導ご支援宜しくお願いいたします。