2024年(5月26日(日)、7月21日(日)、8月6日(火)、8月17日(土))に開催した明星大学オープンキャンパスにて情報学部と情報学研究科の学生が作成した来場者動線調査システムの運用を行いました。この動線調査システムは情報学部4年の石川翔太郎さん、加藤積希さん、川端下直央さん、佐藤圭一さん、情報学研究科修士1年の平松守瑠さんが開発を担当しました。学内に50台のリーダを設置し、全4回のオープンキャンパスで約20,000件のデータを収集することが出来ました。
今回の動線調査システムは、RFIDと呼ばれる小型ICタグとM5Stackマイコンボードを用いて開発しました。M5StackとRFIDリーダで作成した計測機を学内の教室や入口など数箇所に配置し、来場者に配布したRFIDタグを取り付けたネームストラップを読み取り機にかざしてもらうことで来場者の移動経路を計測しました。さらに、今回のオープンキャンパスではデータを計測するだけでなく、計測したデータをリアルタイムに可視化するデータビジュアライズ作品も情報学部ブースで展示しました。
今後は計測機の台数を増やし、より多くのデータを計測するとともに、計測したデータは本学データサイエンス学環と協力して解析することで、オープンキャンパスの満足度向上に役立てて行く予定です。
担当教職員
情報学部:末田 欣子、和田 康孝、尼岡 利崇、菊池 康太
データサイエンス学環:篠原 聡