本学学生が中学生と意見交流会を行いました

　教育学部樋口豊隆特任教授が指導する学生が、中学校の生徒会役員等と意見交流会を行いました。これは、「中学生が自分の思いを伝え、他者との対話を通して自分の考えを深めるために大学生がファシリテーターとなる」ことを狙いとしています。3月には、4つの中学校との交流会を行い、教育学部、理工学部6名の学生が参加しました。
　中学生の「自分の考えをじっくり聞いてもらえる」体験は、生徒の自尊感情を高め、主体的な学校参画ができる力が育成されると学生たちも実感しています。これからもこの取組を進めていきます。

3月1日 立川市立立川第五中学校生徒会役員

同校と2回目になる交流では、生徒会役員から具体的に、特別支援学級との交流の成果報告や60周年に向けてどんな取組をしたらよいかなど意見が出され、活発な意見交流会が行われました。

3月5日 北区立田端中学校生徒会役員

昨年3月8日、本学学生と生徒会役員の意見交流をきっかけに生徒会主体で校則改正を行い、改正された校則を生徒会役員がＰＴＡに説明する会に学生が出席しメッセージを贈りました。

3月6日、8日 町田市立堺中学校3年生全クラス

2日間合計5時間の国語の授業に参加しました。生徒が3年間の授業を学んだ中で、自分が大切にしたい言葉を発表し、学生がコメントや意見を述べました。グループに分かれ、活発で笑顔の絶えない交流となりました。

3月15日 武蔵村山市立大南学園第四中学校生徒会役員

このことが生徒ではできないという中学生の発言に「自分たちの力を信じよう。はじめからあきらめてはだめだよ、きっと何かできるよ」と学生から励ましメッセージが贈られました。

学生の感想 老沼実夏さん（教育学部2年生）

「2校の生徒たちと交流する中で、子どもたちの普段は見えない個人の個性をみることができました。子どもの考えに真剣に向き合うことが、子どものもつ力を伸ばすきっかけになると考えました」