2022年秋の投票により、国際標準化機構(ISO)の技術委員会の一つ、軽金属分野の技術委員会(TC79)にて、アルミニウム材料の分析法に関する分科会(SC1:Methods of chemical and spectro-chemical analysis)が再活性化することになり、理工学部総合理工学科化学・生命科学コースの上本道久常勤教授が議長に選出されました。上本常勤教授はマグネシウム材料の分析法に関する作業部会(TC79/SC5/WG4)でも国際幹事として活動しています。
2023年10月にフランス共和国パリ市郊外にあるフランス国立標準局で開催されたTC79およびその関連分科会の会議で、SC1分科会の会合が初めて開かれ、同常勤教授はアルミニウム材料中少量〜微量成分の包括的分析法の日本提案について発表し、出席した他国委員との議論を主宰しました。マグネシウムの材料分析に関する作業部会でも、次世代型高機能合金であるマグネシウム合金中希土類元素の分析法の日本提案について発表し、その後の投票でこのプロジェクトの審議のステージをWD(作業ドラフト)段階に進めました。