本学学生が立川市立立川第五中学校生徒会役員と意見交流会を行いました

　2023年12月1日、本学学生が立川市立立川第五中学校生徒会役員と意見交流会を行いました。この取り組みは、「大学生との意見交流を通じて、中学校生徒会役員の自尊感情を高める」ことをねらいに、教育学部樋口豊隆特任教授と、教員を目指す学生たちが試みているものです。昨年の北区立田端中学校に続き2回目となります。今回は6名の学生が参加しました。

　中学生から、生徒会の公約である「一人ひとりが笑顔で楽しい学校生活を送るためには」などの具体策を話してもらい、それに対して本学学生が意見や感想を述べる形で行われました。中学生からは、タブレットに配信する「生徒会クロムニュース」や「生徒会意見箱をタブレットで行う」などの具体策の意見があり、大学生たちは一様に驚いていました。学生からは「60周年に向けて何か生徒会企画をやってみたらどうか」「やってくださいではなく、みんなでやりましょうと提案すると良い」「五中ならではと考えていることを進めたらどうか」などアドバイスし、生徒たちは真剣にうなずいていました。
　生徒たちからは「中学生が考える具体策だから、それはだめとつぶされるかなと思っていたけど、大学生のみなさんが面白いね、どうやるのかなと認めてくれて、すごく気分があがりました」「また私たちの話を聞いてください。日頃、大学生のみなさんと話す機会がないから今日はうれしかった」という感想がありました。

　学生たちは12月26日第22回東京都中学校生徒会長サミットに参加し、さらに中学校生徒会活動への理解を深めていきます。

棚橋青祐さん（理工学部4年）

「中学生、大学生ともに視野を広め合うことができました。子どもたちの意見に寄り添える教師になろうと改めて感じることができました。」

大下雄也さん（教育学部4年）

「自分たちの意見や考えを否定せず、受け入れてくれてうれしかったという趣旨の言葉を生徒からもらい、自尊感情を高める声かけを改めて認識しました。この経験を今後に生かしていきたいです。」