2023年8月17日(木)に学生企画イベント『VOICE FLOWER WORKSHOP:一輪挿し音楽再生デバイスを作ろう』を本学28号館2階MEISEI HUBにて開催いたしました。
このイベントは本学、情報学研究科修士1年の清水海人さんと情報学部4年の圓山風夏さんが企画したワークショップで、「大切な人に思いを伝える」をテーマにプログラミングとものつくりを活用し“一輪挿し音楽再生デバイス”を制作しました。
参加者は情報学部の学生だけでなく、デザイン学部の学生や高校生も参加して下さり、普段情報分野に関わる機会の少ない学生でも、ものつくりを楽しみながら情報技術に触れる事のできる素晴らしいワークショップとなりました。
VOICE FLOWER 一輪挿し音楽再生デバイス
大切な人へ直接気持ちを伝えるのは恥ずかしかったり、タイミングが合わなかったりと、中々難しいものです。また言葉や花は時間と共になくなってしまいます。このVOICE FLOWERは大切な言葉と気持ちを日常の中に花と共に飾ることができる素敵なデバイスです。
今回のワークショップで制作したVOICE FLOWERは、花瓶型デバイスと花のオブジェによって構成されています。花瓶型デバイスには、思いを伝えたい大切な人へのメーセージを音声として吹き込むことができます。そして花瓶に花のオブジェを活ける事で、音声が再生され吹き込まれたメッセージを聞くことができます。
また、この花の形状は、参加者がデバイスに吹き込んだ言葉の音声から波形を生成し、円状に成形することで花の形を作り出しています。再生されるメッセージに加え、花の形状からも大切な思いを感じる事ができるあたたかいデバイスです。
情報メディアの発展により、電話やSNSなど気軽にコミュニケーションが取れる時代になった一方で、直接気持ちを伝える機会は少なくなった様にも感じます。
今回のワークショップは、VOICE FLOWERという新しいメディアを制作することで、思いを伝えることの大切さを改めて感じる事ができたイベントになりました。