2023年3月8日(水)、本学学生と東京都北区立田端中学校生徒会役員たちが意見交流会を行いました。
この企画は田端中学校の浦山裕志校長先生から本学の教育学部樋口豊隆特任教授に、「来年度、田端中学校の『ルールやマナー』の改正を行うが生徒主体で改正したい。そこで教員を志している明星大学の学生たちからアドバイスや意見を出してもらい、生徒たちの自尊感情や自己肯定感を高めたい」という相談から実現しました。
本学からは3、4年生の合わせて12名、田端中学校からは生徒会役員、学級委員、各種委員会委員長の29名が参加しました。
「田端中学校のルールやマナーを読んで感じたこと、考えたこと」「なぜ学校にはきまりがあるのか」などをテーマに3つのグループに分かれ、意見交流を行い、さらに6つのグループで内容を深めました。学生たちはファシリテーターとして生徒の意見を引き出し、熱心に耳を傾けていました。
生徒からは「普段は先生方と話をするが、今日は年齢も近い大学生のみなさんなので、思っていることを発言できた」という感想がありました。中学校の先生方からは「生徒たちからは予想以上に熱心な意見が出た。2時間があっという間だった。このことを4月以降につなげていきたい」という感想をいただきました。
青山真也さん(理工学部4年)
「難しい内容でしたが、生徒と積極的に交流や意見交換をすることができました。この経験を学校現場で役に立てていきます」
國井誉人さん(理工学部4年)
「ルールとマナーの改正というなかなか携わることができない機会に参加でき、学びの多い時間でした。教職に就き、この経験を踏まえて、このような機会を作ること、その機会をより良いものにする努力をしていきたいと思います」
伊藤結菜さん(教育学部3年)
「中学生だからこそ生まれる疑問や今の中学生だからこそ持てる意見とともに、学校のルールやマナーというものに向き合うことができ、この経験はとても貴重なものとなりました」