世界各国から集まった国際ボランティアと明星大学生が近隣の小中学生に楽しく分かりやすく英語を教える夏の人気イベント、「明星サマースクールプロジェクト」が8月1日(月)~6日(土)の期間で開催されました。
今年度は3年ぶりとなる対面での開催で、全86名の小中学生が参加。クラスごとに、学生たちの創意工夫が凝らされたプログラムが展開されました。
明星サマースクールプロジェクトは人文学部国際コミュニケーション学科の授業科目「サマースクール」のプログラムの一環で、学生達は理論と実践を往還させながら、人と協調的にプロジェクトを運営する力を身につけます。
科目担当 川又孝徳 准教授 コメント
2019年度以来の対面で今年度無事に実施ができたのは、国際コミュニケーション学科、他学部履修制度で参加した教育学部の学生、情報学部の有志、そして海外学術提携校から前期交換留学、あるいは1か月の短期プログラムで来てくれた学生の力です。
シラバスから授業案に至るまで、明星の学生と海外学術提携校の学生が英語でのディスカッションをしながら学生自身が決めて授業を行いました。スケジュールや教室が流動的になってしまったにもかかわらず、柔軟にその状況に対処し、グループでお互いサポートしあいながら1週間の授業を行いました。
こうした機会を経験して、どのような状況においても自分たちが学びを続けることの重要性を実感しただけでなく、新しいことに挑戦する困難さとそれをどのように乗り越えるかという問題解決の能力にも気づくことができたのではないかと思います。
こうした国際的な教育プロジェクトを運営することによって、サマースクールの参加者はグローバルな世界でも通用する能力を醸成することができたのではないかと思います。
この経験をもとに、後期ではそうしたグローバルな世界でも通用する能力について検討と対話を深めて、自分たちの経験や学びを言語化していく予定です。
なお同期間中、中学校の教職志望学生が小学校5・6年生~中学1・2年生を対象に英語を教える「夏の英語教室」と、情報学部の学生がプログラミングを教える「デジタルサマースクール」も開催され、それぞれの専門領域を活かしたプログラムが展開されました。