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経営学部学生の産学連携—“機能性ジェラート”をどのように訴求する?

【広報チーム】

 経営学部経営学科 2年生の授業科目「経営基礎3(事業承継・起業コース)」(谷井良教授、中嶋教夫教授)では、ジェラートを製造・販売する有限会社オネスト(東京都八王子市)とのコラボ授業として”機能性ジェラート(ジェラートに味以外の機能を加えたもの)”の商品企画提案に取り組みました。

 本件は本学と連携協定を締結している多摩信用金庫(本店東京都立川市)を通じ、その顧客企業である有限会社オネストと明星大学との産学連携活動として始動したものです。

 4月21日の授業では八王子市堀之内でジェラート販売の店舗「ダ ルチアーノ」を展開している有限会社オネストより、産学連携の趣旨について説明があり、実際に機能性ジェラートの試食もさせていただきました。 

有限会社オネストの植木代表取締役からの趣旨説明

有限会社オネスト 植木代表取締役からの趣旨説明

 顧客のニーズが細分化され、食品にも「おいしい」以外の付加価値が求められるようになった中で、”機能性ジェラート”をどのようにしてお客様に手に取っていただくか。学生の若い感性と、経営学部で学ぶ戦略やマーケティングの専門性をもとに提案してほしいとの依頼がありました。

機能性ジェラート

今回提案の対象となった機能性ジェラート3種(ヴィーガン系、プロテイン入り、コラーゲン入り)

経営学部学生が機能性ジェラートを試食

ジェラートを試食

産学連携のテーマ

 学生は8チームに分かれ、以下3点について検討を開始しました。

  1. 若者(大学生くらいの年齢)がどのような機能性ジェラートを好んでいるかの調査・分析。
  2. 試作段階にある商品(機能性ジェラート)の改善案の提案。
  3. 効果的なネット販売の方法を提案。

 およそ1か月間のリサーチ、検討、プレゼン準備を経て、5月19日には最終発表会が開かれました。

学生による提案(一部を抜粋)

  • コラーゲンジェラートのターゲット変更を提案。ターゲットをコラーゲン需要のある「25歳以上主婦層」に定め、現行のアプリコット味から、アンケートで評価の高かった柑橘系の味に変更。ECサイトでは「コラーゲン診断」を行えるようにし、コラーゲン需要を促進させる。
  • プロテインジェラートを日常のルーティンに取り入れてもらえるような、ECサイト内での工夫(朝、昼、夜それぞれのシーンを演出)。
  • アスリートをターゲットに据えたプロテインジェラートの提案。プロテインとして好まれるチョコ味とし、また大きいサイズも用意することで日常的・継続的な需要に答える。
  • 容器にECサイトのQRコードを載せる。
  • 機能性ジェラートの主旨に沿うインフルエンサーを通じたInstagram上の宣伝。

 これらのプレゼンを受けて、有限会社オネストの植木代表取締役、植木常務取締役、多摩信用金庫ご担当者より以下のようなコメントをいただきました。

  • アンケートの回答で「インスタ映え」が欲しい“機能”として上位にあげられたことは想定していなかったもので、興味深い調査結果だった。
  • コラーゲンの「量」ではなく「有無」が訴求ポイントになるという視点は大変興味深い。
  • 特別感やご褒美という需要ではなく、日常的なルーティンに組み込んでもらえるような提案は新鮮だった。
  • 容器にECサイトのQRコードを載せる案は、すぐにできる現実的なアイディアで大変参考になった。
 総評として植木代表取締役より、「実際に今後の参考になる提案がいくつもあった。」とのコメントをいただきました。

経営学部学生のプレゼン

経営学部学生と有限会社オネストの植木代表取締役、植木常務取締役、多摩信用金庫ご担当者方々との記念撮影