人文学部日本文化学科 芳澤元(よしざわ はじめ)准教授が編著者となった『室町文化の座標軸—遣明船時代の列島と文事—』が、勉誠出版より刊行されました。
室町時代といえば、能・喫茶・床の間などを生んだイメージがあります。これに対して本書は、こうした「日本文化」を創造したものを、地方と都、舶来文化への向き合い方などから見直します。ガラパゴス化する地域、改元をめぐる駆け引き、古典の復興、調理技術の流伝など、多彩な内容を誇る気鋭14名による論文集です。
なお、国際日本文化研究センター重点共同研究「応永・永享期文化論—「北山文化」「東山文化」という大衆的歴史観のはざまで—」による研究成果の一部でもあります。