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分身ロボットでキャンパスを散策ーICT活用による障がい者と学生のコミュニケーション創出

【広報チーム】

 人文学部福祉実践学科 吉川ゼミ(吉川かおり教授)では、ICTを活用した障がい者と学生の交流活動として、分身ロボットOriHime*を活用したキャンパスツアーを実施しました。

分身ロボットOriHime・・株式会社オリィ研究所が開発した分身ロボット。カメラ・マイク・スピーカーが搭載されており、インターネットを通して操作することで、「その人がその場にいる」ようなコミュニケーションを実現。以下、OriHimeの遠隔操作をする人を「パイロット」と称します。


 この取り組みは東京都主管の「令和3年度障害者支援施設デジタル技術等活用支援モデル事業」として、東京都社会福祉事業団 日野療護園と協働して行われたものです。コロナ禍で施設利用者の外部接触機会が制限されるなか、ICT機器の活用により非接触型の交流機会を創出することを目的としています。

 9月21日に行われたキャンパスツアーでは3名の施設利用者がOriHimeのパイロットとして遠隔参加し、本学学生が案内する形で構内を巡りました。10月には多摩動物公園散策も予定されています。

学生に抱っこされて構内を散策するOriHime

学生に抱っこされて構内を散策するOriHime。「どんなところを見てみたいですか?」OriHimeを介してコミュニケーションをとりながらキャンパスを歩きます。

19階の高さからの眺望

19階の高さからの見晴らし。「モノレールが走っているところも見たいです!」「今モノレール来ましたよ!見えますか?」

噴水

噴水へ。「上から見ると星マークが見えるんですよ。OriHimeを持ち上げてみますね。」「星、見えました!」

学生コメント

初めての取り組みで緊張しましたが、多くの学びを得ることができました。キャンパスツアーではパイロットの方々の反応がとても良く、景色を見ながら会話を交わすことができる OriHimeの強みを活かせたと感じています。コロナ禍で施設利用者の皆さんもあまり外に出ることができない状況が続いていますが、ICTを活用することで新たな楽しみが広がることを実感しました。

日野療護園ご担当者様コメント

先日は分身ロボットOriHimeによるキャンパスツアーへのご協力、ありがとうございました。パイロットの3人もとても楽しんでいらっしゃいました。
「あの学食の唐揚げ丼、食べてみたい~」と笑う小瀬パイロット。お洒落なカフェも見てみたかったそうです。
笠原パイロットは「体育館も図書館もすごくきれいだった」と驚かれていました。OriHimeで電車の旅に連れて行ってくれる人、絶賛募集中です。
「楽しかったよ。今度はおしゃべりがしたいな、女の子と」と笑うのは見学参加となった小上パイロット。大学で講演することが夢のひとつ。一歩、近づいたのでは?
お忙しい中、ご協力いただいた吉川ゼミの皆さん、ありがとうございました。
(日野療護園:岩田真尚様・上野美帆様・萩原みずき様)

日野療護園での様子

日野療護園からOriHimeを介してキャンパスツアーに参加したパイロットの皆さん