2021年8月18日から20日に行われたオンライン国際学会International Conference for Media in Education 2021(ICoME2021)で学生セッションにおいて、教育学部の学生(今野ゼミに所属)が「教育実践ゼミ」で学んでいる内容を英語で発表し 「Young Scholar Award」を受賞しました。この賞は、数十件の学生発表を各国の教育工学・メディア教育に関わる研究者が評価し、その総合点から判断されます。
タイトル:How to Enhance the Teaching of Students with Intellectual Disability in Regular Class: A Case Study Focusing on a Teachers’ Use of ICT in a Japanese Elementary School
【発表学生】髙田 基央、飯野 美波、小川 華彬、松浦 真穂(教育学科3年)
この研究の目的は、小学校における知的な遅れのある児童の学習意欲を教師がICTを用いてどのように促進するかを明らかにすることでした。学生たちは自分たちの身近な出来事から、上記のような「問い」をもち、データを収集・分析し、その問いに対して考察しました。コロナ禍において学校現場でデータ収集ができないことから、オンラインで小学校現場の先生にインタビューをし、そのインタビューデータを学生同士が分析・考察してまとめていきました。単にデータから考察するだけでなく、何度もインタビューを繰り返し、妥当性や信頼性を高めながらより深い分析結果を導くことができました。
このような研究活動を4月からの「教育実践ゼミ」で学んでいきました。ゼミでは、教員はスーパーバイザーとして学生の研究内容にアドバイスをしますが、基本的には学生が中心となって研究プロジェクトを遂行しました。
なお、この国際学会は、個人のアバターを作成し、そのアバターがバーチャル空間(大会ホスト校の全南大学校:韓国)の会場で発表する形式でした。