【産官学連携】経営学部・伊藤ゼミがビジネスプラン中間発表会を実施しました
【広報チーム】
経営学部経営学科 伊藤ゼミ(担当:伊藤 智久准教授)では3年生を対象に、ビジネスプランニングを通して、アントレプレナーシップ(起業家精神)を学ぶ活動に挑戦しています。
本チャレンジは「バイトル」などの人材サービス事業やDX事業を展開するディップ株式会社(以下:ディップ社)と、創業支援を行うTOKYO創業ステーションTAMAとの三者間による「産官学連携プロジェクト」として展開しており、考案したビジネスプランをディップ社へ提案することをゴールとしています。
今回は8月21日に学内で開催された中間発表会の様子をお知らせいたします。

概要
<明星アントレプレナーシップ・チャレンジ>
伊藤ゼミではビジネスプランニングを通して、アントレプレナーシップを学ぶ「明星アントレプレナーシップ・チャレンジ」を展開しており、ゼミに所属する3年生は、3ヶ月間かけてビジネスプランニングに取り組みます。
本チャレンジでは、学生たちが2種類のビジネスプランニングから1つを選択して、企画づくりに挑戦します。
- ディップ社の新規事業のビジネスプランを提案
- 自分が実現したい事業のビジネスプランを提案
本チャレンジは最終的に練り上げたビジネスプランをディップ社へ提案しますが、今回はチャレンジの中間報告としてTOKYO創業ステーションTAMAでコンシェルジュとして活躍する3名のゲスト講師より、学生たちが考案したビジネスプランに対するレビューを頂きました。

発表会の様子
今回の中間発表会では3グループ(合計10人)がプランの提案に挑戦。
ただ独自プランを提案するのではなく、「ビジョン」や「商品・サービスによるバリュー」、さらには「収益モデル」などディップ社の特性を考慮した提案内容を含める必要があり、さらにはビジネスモデルの仮説の生成と検証を踏まえた提案を実現することが目標とされていました。
制限時間15分の中でこれらを網羅した提案が求められるため、念入りなプランニングと高いプレゼンスキルが求められます。学生からは「LGBTQ(性的少数者)」を対象とした求人掲載サービスや、インフルエンサーを通じてアルバイト人口を増加させるサービスなど、固定観念にとらわれない斬新なプランが提案されました。


ゲスト講師からの講評とメンタリング
発表後にはゲスト講師から講評をいただき、ビジネスプランとプランニングの活動について振り返りました。中でも印象的だったコメントは「プランニングにおける顧客体験の重要性」です。
あるチームでは、会社や社会が抱える問題を解決するための新サービスを提案していましたが、ゲスト講師からのフィードバックでは「そのサービスを通じてどのような体験をしてもらいたいのか」まで考慮した提案が大切であると伝えられました。
また、発表会の後半では、ゲスト講師と学生間でプランニングの改善について話し合う「メンタリング」を実施。自分たちのプレゼンを振り返りながら、どうすればより良いプランニングができるかについて意見を交わしました。
このように実社会で起業相談のコンシェルジュを担っているゲスト講師からのフィードバックやメンタリングは、学生に気づきを与え、彼らの視野を広げてくれます。また、普段の授業では体験できないリアルなビジネスを感じられるのが「明星アントレプレナーシップ・チャレンジ」の特徴でもあります。


今後の展開
ゲスト講師からのフィードバックをもとにビジネスプランのブラッシュアップを図り、10月に開催するディップ社への最終発表会に向けて準備していきます。