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明星大学×明治大学×屋久島おおぞら高等学校 連携でカードゲームを開発しました

【理事長・学長室 広報チーム】

 明星大学教育学部今野ゼミと屋久島のおおぞら高等学校および明治大学国際日本学部 岸ゼミとの地域連携&高大連携プロジェクトを2021年3月15日から18日までの4日間で実施しました。

 2021年3月に屋久島でのゼミフィールドワークを予定していましたが、COVID-19感染防止のための緊急事態宣言下であったため、オンラインで実施することになりました。

 このプロジェクトでは、屋久島の地域をテーマとしたSDGsと関わるゲーム教材を開発しました。1日目(15日)は、午前に遊びと学び/発達と教材開発のプロセス、SDGsについての講義を行い、午後には実際に既存のカードゲームを経験しました。続く2日目と3日目には、本学学生と明治大学の学生および屋久島のおおぞら高校の先生方で混合チーム4つをつくり、それぞれ開発するゲームの企画をたて、4日目に発表しました。どのチームの企画も屋久島という地域をリソースとして遊びながら、屋久島をテーマに自然や世界の課題、SDGsについて学びあう工夫がされたものでした。

 今後これらを実際に開発して、2021年度には屋久島の学校や地域でこれらのゲームを実践していく予定です。

ICT(Jamboardなど)活用し考えを可視化し共有しながらアイデアを完成させていく

ICT(Jamboardなど)活用し考えを可視化し共有しながらアイデアを完成させていく

ICT(Jamboardなど)活用し考えを可視化し共有しながらアイデアを完成させていく

学生の発表の様子

学生の発表の様子

参加者

参加者の感想

南湖元貴(教育学部 4年生)

 グループで意見を交わしながらゲームを作るという体験は、熱い鉄を打つような体験でした。自分にはなかった考えやアイディアが誰かからか不意に提示されたり、自分の考えを口に出して誰かに説明したりしたときに、まさに不明確だったものが顕在化されていくような感覚がありました。これは一人で考えているときにはなかなか起こらないことであり、リアルタイムでアハ体験をしているような頭の爽快さだったのだと思います。
 また、私は今年度いくつかのワークショップに参加をしてきたのですが、これまでは参加するにあたって自分自身の考え方の依代となるような思考の軸があまりはっきりとしていませんでした。そのため、実は自分の考えを独自の見解を織り交ぜつつ話すことが苦手でした。しかし、今回のワークショップでは、自分がこれからの生涯を通して学んでいきたい項目と自分の考えをうまくマッチさせながら独自の見解を話すことができ、自分の考えていることを言語化して話すことに改めて自信を持つことができました。
 今後も学び続けていくだけでなく、ワークショップ等の活動を通して自分の考えをアウトプットし、よりクリエイティブな発想力を養っていくよう心がけたいです。

勝島 楓(教育学部 3年生)

 1から作りあげるという作業が、難しく、そして楽しかったです。外出が少ない今、友達以外の人と話す機会は大変貴重で、学部や置かれている環境が違う方とゲーム制作を通じて意見を交換することができて多くの刺激を受けることができました。自分の中にある当たり前や価値観が、自分を取り囲む環境から一歩出るだけでこんなにも変わってくるんだ、と感じることが多かったです。そんな中でも、共通して「楽しいゲームを作りたい」という意識があることがとても素敵だなと感じました。そして、屋久島の方々の「屋久島愛」も伝わり、より一層屋久島に行きたいという気持ちが高まりました。素敵な4日間をありがとうございました。

大町 由季(教育学部 3年生)

 1つのものを協働して作るときには「対話」が大切だと改めて思いました。目標があるから自然と会話が生まれ、偶発的な会話・対話は豊かな発想につながると思いました。そのためには、発言に対する周りの温かいリアクションや発言しやすい環境づくりが大切であることをチームのみなさんの姿から教えていただきました。他のチームの発表からも斬新な発想や屋久島についてなどたくさんのことを学ばせていただきました。貴重な経験と多くの学びをありがとうございました!

菊池亮平教頭先生(屋久島おおぞら高等学校)

 今回の活動を通じ、「遊び」を前提とすることで知的好奇心がくすぐられ、こんなにも心地よいものなのか!と刺激を受けました。「遊び」を成立させる「気まま、気楽」な要素が、「学び」に相容れることで、どんどん前のめりになってしまう。遊びと学びは、分断されるものではなく、むしろ繋がり合うもの。これが共鳴し合うことによって、「学び続ける意欲」へと昇華されるものだと気付きました。
 そして、この活動の潤滑油となりうるのが「多様性」でもありました。誰かの「気まま」な発言が拾われる。そしてそれを形にする過程でアイディアを交換し、また新しいものが生まれてゆく。このプロセスを楽しめるのは「多様性を認め合おう!」というコミュニケーションルールを共有できていたからこそ。各チームの方法で、メンバーそれぞれの存在を確かめ合いながら、素晴らしい時間を共有することができました。継続性をもって取り組むことで、ワクワクの和・輪が広がることを期待しています。ありがとうございました。

橋本将英先生(屋久島おおぞら高等学校)

 普段仕事をしているメンバーだけでなく、学生の皆さんや大学の先生方と協働で教材開発をすることはとても刺激になりました。とくに学びになったのはアイディアや思考をまとめあげるための手法です。ジャムボードやスライド等のアプリケーションを活用したミーティングの行い方は普段の業務の中ではあまり行われない方法だったのですが、とても効果的だと感じました。他のチームの方にも是非私たちのチームのジャムボードの内容も見ていただきたいです。どのチームのゲームもとても作り込まれていて、興味深いものだと思いました。このワークショップに参加させて頂けたことはとても有り難かったです。