【理工学部】建築学系の学生が岩手県陸前高田市を訪問しました
【理工学部支援室】
2019年1月7日(月)、建築学系(藤村和正研究室)の3年生3名が科目「プロジェクトVI」の一環で地域防災について知見を深めるため、東日本大震災からまもなく8年になる岩手県陸前高田市内を訪れました。
気仙大工左官伝承館では、館長の武蔵裕子さんから被災当時の様子や災害の教訓についてお話を聞くとともに、陸前高田、大船渡、住田地域の大工集団である気仙大工の技術や歴史についても学ぶことができました。
また、震災遺構の「旧・道の駅高田松原(タピック45)」、「雇用促進住宅」、「気仙中学校」を訪れて被害の大きさを知り、復興状況を把握するため「アバッセたかた」(約20店舗が入った共同店舗が津波被害に遭い、その場所に商業の中心地として誕生した複合商業施設)、JR大船渡線竹駒駅(津波により駅が流失したことがきっかけで、連節バスやバス専用道を駆使し、速達性・定時性の確保や輸送能力を増大したBRT(バス高速輸送システム)を取り入れた駅)や高さ12メートルの防潮堤建設現場を見学しました。復興現場では、未曾有の災害から得た教訓を活かし、再び同じような大災害があっても生活への影響を最小限に食い止められるような都市計画が進められています。現在進行中の被災地復興を直接見ることにより、建設や街づくりが生活の根幹である住環境を整え、私たちの暮らしを支えていることに気づくことができました。