教員免許状を取ろうと思った理由は何ですか？

「人を育てる」ことに全身全霊を捧げたいからです。

お笑い芸人時代の"相方"と

大学卒業後、お笑い芸人として活動をしていました。その他にも接客業につき、ホスピタリティーや対人コミュニケーションを身につけました。コロナ禍という未曾有の事態に直面し、今までの培ったスキルを活かした新たな仕事の可能性を漠然と考えた時「35歳という年齢からでも教員を目指せる」と知ったことが、きっかけです。

また、それまで元お笑い芸人が教員に転身したという前例をあまり聞いた事がなかった点も自身のモチベーションを高める追い風となり、これからは「人を楽しませる」事から「人を育てる」事に全身全霊を捧げたいと思いました。

国語という教科を通して、「正しい」言葉だけでなく、他者の気持ちを想像して寄り添える「優しい」言葉を使う生徒を育てていきたいです。また、予測困難な社会にアジャストする柔軟さや「生き抜く力」の定着へと導く教育者になる事が目標です。

明星通信で学ぼうと決めた理由についてお聞かせください。

先生方の貴重なお話を聞けることが決め手になりました。

明星通信で学ぶきっかけは、親や教育に携わっていた知人や友人が異口同音に勧めてくれた事でした。

何より魅力的だったのは、単位の修得においてレポートとスクーリングの選択が可能な科目が多く、特にスクーリングは長らく教育の現場でご活躍してこられた先生方の貴重なお話を聞く事ができるため、通信教育でありながら、直接的なご指導を受けられるというのは大きなメリットであると感じ、最大の決め手となりました。

学習する上で大変なこと、工夫していることはありますか？

「自分の専門分野にするつもりで研究する姿勢」を大切にしています。

学習する上で入学直後に苦戦していたのは、単位の修得でした。合否の判定基準はおろか、その学習における目的を把握せずに書き始めると、レポートや試験の合格は言うまでもなく、科目の理解すらできていませんでした。

それから試行錯誤していく中で気付いたのは、単位修得を目標とせずに、科目に関して教科書をはじめ、あらゆる文献や資料を読み込み理解する事の大切さでした。「自分の専門分野にするつもりで研究する」姿勢こそが結果的に単位修得だけでなく、教員に必要な資質を身に付ける事にも繋がるのではないかと思います。