理工学研究科 電気工学専攻 博士前期課程2年生の原口 嵩康さん(伊庭 健二研究室)が電力技術委員会 奨励賞を受賞しました。この賞は、電気学会の電力技術委員会が主催する研究会に登壇した若手研究者および学生のうち、優秀な者に授与されるもので、百十数件の発表の中から年間6、7名しか選ばれない賞です。受賞者は今後、電気学会HP内の『電力・エネルギー部門のニュースレター』に掲載される予定です。(掲載時期は未定)

受賞論文タイトル

「太陽光発電と蓄電池の組み合わせによる非常用電源の多目的利用」

奨励賞を受賞した原口嵩康さんの話

 この度、奨励賞という大きな賞をいただけたことに驚いています。
 私は大学に設置された蓄電池の運用コスト削減について研究し、その成果を発表しました。1つの目的に対して1つの蓄電池を使うことが一般的ですが、私は1つの蓄電池を複数の目的に使用することを検討しました。
 電力需要は時間帯によって格差があるため、一日の昼夜間の差をなくそうとする取り組み(負荷平準化)と太陽光の出力変動抑制の2つの目的に用いることで、1つの蓄電池を多目的に使用しても問題ないことが判明しました。
 また、この多目的利用を行いながら、災害時などの非常時に被災者を受け入れた際の利用について、明星大学にあった蓄電池と太陽光発電設備のデータを基に検証しました。その結果、被災者の電力需要を完全に守ることはできないが、非常用の容量を確保できれば非常時の電力需要を維持できることがわかりました。