学部について
社会とつながり、
未来をひらく力を育成する。
心理学を活かせるフィールドは幅広く、近年は医療や教育だけでなく、一般企業など多様な分野で心理学の専門知識が求められています。明星大学心理学部では、卒業後の進路を見据えた学びの指針として4つの履修モデルを設定。社会の多様な場面で心理学の専門知識を活用できる一般職業人を育成するとともに、大学院で専門資格を取得して医療・福祉・教育の現場で活躍できる専門家の基礎力を養成します。
1
少人数制の体験教育として、
厳格な実習を実施
1年生の「心理学統計法」、2年生の「心理学実験」・「心理的アセスメント」、3・4年生の「専門演習」(ゼミ)など、心理学の専門性に深く関わる必修科目は、すべて少人数制で開講し、濃密な体験教育を実現しています。
2
心理学で社会に
貢献できる人材を
育成する独自のキャリア教育
3年生を対象とした、卒業生による就職活動についての講演など学部独自の就職支援プログラムや、専門教員が担当する学科科目「心理学で拓くキャリア」の開講を通して、キャリア形成の支援を行っています。
3
専門科目で培われる
ビジネススキル
明星大学心理学部では、レポート作成、データ収集と分析、研究成果の発表などを日々学びます。その中で、自己管理、コミュニケーション、論理的思考、プレゼンテーションといったビジネスパーソンに不可欠なスキルと、そしてプライバシーの保護や時間厳守といったビジネスマナーを養っていきます。データ処理や研究推進の過程で、情報機器の使い方や活用法も身につけることになります。すなわち、心理学の知識と素養を活かして社会で活躍するためのビジネススキルを、日々の授業を通して自然に身に着けることになります。
4
本学大学院と連携して、
国家資格「公認心理師」を養成
明星大学心理学部では、大学卒業後さらに学びを深めたい人たちのために、40年以上の伝統を誇る大学院(博士前期課程・後期課程)を設置しています。博士前期課程には、「一般心理学コース」と「臨床心理学コース」の2コースがあり、将来の目標に従って選択できます。 一般心理学コースでは、基礎系の心理学を専門としつつ、公認心理師の受験資格取得にも対応しています。臨床心理学コースでは、臨床系の心理学を専門とし、公認心理師と臨床心理士の両方の受験資格取得が可能です。また、本学心理学部で優秀な成績をおさめた学生には、学内推薦入試制度も用意しています(この制度は今後さらに充実させていく予定です)。
心理学とはどのような学問でしょうか?心理学部で学ぶ内容は、あなたが学びたいことと一致しているでしょうか?心理学部が養成する人材像は、あなたの将来の目標と合っているでしょうか?心理学を学ぶためにはどのような準備が必要でしょうか?このような疑問を解消するための3つのツールをご紹介します。
1
心理学部オリジナル入門書
『心理学への扉』
心理学部の全教員が執筆した心理学の入門書『心理学への扉』を希望される方に贈呈します。オープンキャンパスの体験授業とリンクした心理学のいろいろな領域についての説明や、心理学部の授業科目の紹介、入試準備についてのアドバイスなどが満載です。
①資料請求ご希望の方はこちらへ
②電子ブック閲覧はこちらへ
2
『心理学に興味を持った
あなたへ-
大学で学ぶ心理学-』【改訂版】
高校生のみなさんが予備知識なしでも読めるよう、本学教員が「大学で学ぶ、学問としての心理学」について専門用語を使わずに解説した専門書です。心理学部の授業内容や4年間の学びの過程などについても詳しく紹介していますので、進路決定に先立ってぜひお読みください。心理学部を志望されるみなさんに、出願前に考えていただきたい3つのチェックポイントが掲載されています。
出版社:学研プラス ISBN:978-4-05-406424-9 ( 2016年6月刊行)
3
心理学部オリジナルサイトに
アクセスしよう
心理学部を志望されるみなさんに、出願前に考えていただきたい3つのチェックポイントが掲載されています。心理学部の歴史や伝統、心理学部の研究・教育施設についても、オリジナルサイトからご覧いただけます。
https://shinri.meisei-u.ac.jp
1
人間科学モデル
知覚、学習、神経生理などにかかわる基礎心理学領域を重点的に学び、人間についての科学的理解を深め、人間一般の特性を心理学的に測定・理解する技能・手法を修得し、実社会で活躍できる人材になることをめざします。
2
産業・社会モデル
集団行動、消費者行動、対人関係などにかかわる社会心理学領域を重点的に学び、社会集団についての科学的理解を深め、社会集団の特性を心理学的に測定・理解する技能・手法を修得し、実社会で活躍できる人材になることをめざします。
3
カウンセリングモデル
成人を対象とした臨床心理学領域を重点的に学び、カウンセリングやアセスメントの理論と技能とを修得し、問題を抱えた個人への心理支援ができる人材になることをめざします。
4
発達支援モデル
主として幼児・児童を対象とした臨床心理学領域を重点的に学び、幼児・児童を対象としたアセスメントおよび臨床的介入の理論と技能とを修得し、発達支援のできる人材になることをめざします。
1
心理学概論
それぞれの専門分野の研究を進めていく前に、心理学全般の基本的な知識を身につけます。学年を半数に分けた少人数クラスで授業を行っていきます。
2
心理学研究法
心理学実験・心理検査・心理調査・面接・事例研究など、心理学の科学的な研究法の概要を学び、学生一人ひとりが卒業研究を独力で完成させる基礎を養います。
3
心理学統計法
心理学では、主張の根拠を示すために統計という手法を用いますが、その基礎は数学です。少人数クラスで一人ひとりの理解度に合わせながら、客観的なデータに基づいた科学的・論理的思考スタイルを身につけます。
4
心理学実験・心理学実験実習
「独力で論文を書けるようになること」をめざした、少人数グループでの実習です。実験で収集したデータを統計的に分析し、レポートを作成します。提出期限を守ること、論文の書式に従うこと、わかりやすい文章を書くことなども学びます。
5
心理的アセスメント・
心理的アセスメント実習
臨床や教育の現場では、人間を理解する手段として知能検査や性格検査といった心理検査が実施されます。その理論的背景について学んだうえで、少人数のグループで心理検査を実施し、その結果を分析してレポートを作成します。
6
心理学調査法
心理学のさまざまな領域で広く用いられる質問紙調査法の理論と手続き、データ解析の理論と技法を学びます。大学生を対象に行った調査データについて、各自で仮説を立てて検証し、レポートを作成していきます。
もっと見る
石井ゼミ
健康・医療心理学
臨床心理学の中でも、とくに精神科を中心とする「病院臨床」と呼ばれる領域について学びます。精神病やパーソナリティ障害、さまざまな精神疾患について、その見立てや心理療法について理解を深めます。
小貫ゼミ
発達臨床心理学
通常学級に在籍する発達障がい児の支援には多くの連携が不可欠です。その中で重要な役割を果たす臨床心理学の基礎を学び、学習障がいや注意欠陥多動性障がいの特性、支援方法について研究します。
竹内ゼミ
障害者・障害児心理学
障がいに関する理解を深めると同時に、人間の行動特性や心理的適応についても学びます。障がいの特性を明らかにしつつ、各年代で起こる課題や、その家族などが抱える問題も検討します。
福田ゼミ
青年心理学
思春期から始まる青年期は、身体も心も大きく成長変化し、心理的に揺れやすく傷つきやすい時期です。メンタルヘルスやカウンセリングなどの援助法も含めて、青年の心理を探究していきます。
藤井ゼミ
教育・学校心理学
学校カウンセリングの理論や不登校、いじめ、虐待など家庭の問題までを幅広く学習します。また校内相談員と校外機関の連携方法などの専門技術や、心身症や摂食障害といった疾患の理解と対応も学びます。
富田ゼミ
人格(パーソナリティ)心理学
人格(パーソナリティ)とは、その人らしいものの見方、感じ方、行動パターンを統合した概念です。心理学的な観点以外に、適応に関する臨床心理学、人の成長に関わる発達心理学の観点からも研究されています。
尾野ゼミ
産業・組織心理学
組織で働く人たちの行動や心理、個人と組織との関係を探究する学問です。働くモチベーション、職場のコミュニケーション、採用選考、消費者行動などについて検討します。
岡林ゼミ
発達心理学
「おとな」になった後、人間は衰えていくだけではなく、さまざまな側面において向上し続けているということがわかってきました。このような「成人期以降の発達と適応」について探究していきます。
境ゼミ
知覚・認知心理学
知覚とは、主に見たり聴いたりして、環境や他者についてさまざまな事実を知ることです。このような視覚的・聴覚的認識の性質を心理学実験によって検討し、環境の中で生きる人間について考えます。
柴崎ゼミ
神経・生理心理学
私たちの心は、脳の神経活動によって支えられています。神経・生理心理学では、病気や事故による脳損傷者の心の問題を手がかりに、脳との関連性を意識しつつ、心の働きについて検討していきます。
丹野ゼミ
学習・言語心理学
学習とは、何かを経験することで行動が変化していく過程です。学習・言語心理学では、個人を取り囲む環境に注目して、行動変化をもたらす要因を環境の中から発見しようと試みます。
佐藤ゼミ
社会・集団・家族心理学
人々の行動は、その人が置かれる状況によって大きく変動します。社会的な状況において、人々がどのように感じ、考え、そして行動するかを、実験・調査によって検討します。
林ゼミ
社会・集団・家族心理学
当たり前だと思っている常識や価値観は、不変のものではありません。社会を支える認識がどのように維持され、変容していくかについて、実験と調査から明らかにします。
茅野ゼミ
比較心理学
動物の行動と比較することで、私たちヒトの行動の特徴をより明らかにしようとする学問です。本学では、デンショバトを用いた実験を通してこの課題に取り組むことが可能です。
【心理学部卒業時に取得できる資格】 |
|
■ 認定心理士 | ■ 認定心理士(心理調査) |
■ 図書館司書 | |
【大学院で取得できる資格】 |
|
■ 公認心理師(受験資格) | ■ 臨床心理士(受験資格) |
【心理学部卒業時に取得できる任用資格 ※1】 |
|
■ 児童心理司 | ■ 心理療法担当職員 |
※1 前提となる職業(地方公務員など)に就くことが必要です。
※通信教育課程小学校教員免許プログラムを利用して、
小学校教諭免許状の資格取得をめざすことができます。
※2019年度、2020年度卒業生の就職データ
主な就職内定先(2019~2021年度)
就職先一覧
高等学校で履修することが望ましい科目 ※1
データに基づく論述を中心とした問題であり、ただ意見や感想を述べるだけではないため、いわゆる”小論文対策”は効果が薄いと思われます。「問題文の読解」には国語・理科・社会の学力が、「データの理解」には数学の学力が、そして「論述」には論理的思考が、それぞれ必要となります。これはつまり、日頃の幅広い勉学が、そのまま小論文対策になるということです。そしてそうして身につけた学力は、入試への合格のみならず、その後に続く大学での学びを支える基礎学力ともなっていきます。
心理学部の教育内容は、あなたの学びたいことと一致していますか?心理学部が養成する人材像は、あなたの将来の目標と一致していますか?心理学部のアドミッションポリシー(=入学者受け入れ方針)を理解し、あなたに当てはまるか確認していますか?出願後ではなく出願に先立ちこれらをきちんと考え、明星大学における心理学の学びについて的確に理解しておくことが、そのまま口頭試問への対策となります。
心理学部を志望されるみなさんに、出願前に考えていただきたい3つのチェックポイントがあります。
詳しくは心理学部オリジナルサイトに掲載されていますので、ぜひアクセスしてご覧ください。
https://shinri.meisei-u.ac.jp/
Q1
心理学科の学生の雰囲気を
教えてください。
心理学というとカウンセラーなどを想像されると思いますが、むしろそれ以外の職種に就職していく学生の方が多く、多様な人材が集まっています。また、実習におけるグループワーク、ゼミでの活動、そして心理学部の全学生が参加する「明星大学心理学会大会」などの機会を通して、学生間の交流も盛んです。
Q2
明星大学の心理学科ならではの
学びの特徴を具体的に教えてください。
様々な大学が「基礎」と「臨床」の両面でのアピールをしていると思いますが、本当に力を入れているのかどうかは、専任教員の数や、研究施設の充実さに現れると考えます。本学では、心理学部心理学科として14名の専任教員がおり、公認心理師関連の授業の多くをこの専任教員が担当しています。また、基礎・臨床の両面で多くの施設を有し、その中には、今では数が少なくなってしまった動物実験室も開学以来の伝統として保有し続けています。明星大学の心理学科の紹介については、以下のサイトの情報も参考になるでしょう。
URL:https://psych.or.jp/publication/world083/pw17/
Q3
心理学部に入るとどのようなことが
学べるのですか?
『心理学への扉—心理学で拓くあなたの未来—』や、明星大学心理学部の教員が執筆した『心理学に興味を持ったあなたへ』をお読みいただくと、大学で学ぶ心理学の姿が見えてくると思います。世間一般に知られている心理学と、大学で学ぶ本当の心理学とでは、やや様子が異なると感じるかもしれません。言い方を変えれば、これまで思っていた心理学が、大学入学後にそのまま学べる訳ではない可能性があります。入学後の学びに後悔しないためにも、一度立ち止まって、自分は本当に心理学を学びたいのか、深く考えてみることをお薦めします。
詳細は、明星大学心理学部オリジナルサイトの「出願前にチェックしていただきたい3つのポイント」をご確認ください。
https://shinri.meisei-u.ac.jp/examinee/message/
Q4
心理学部に入学後はどういった形で
勉強が進んでいくのですか?
心理学は、「心」に対して科学的なアプローチを取る学問であり、「心理」の「学」というよりも、「心」の「理学」と言ったほうが正確です。大学入学後2年次までは、心理学概論や様々な専門的心理学(知覚・認知心理学、神経・生理心理学、産業・組織心理学、健康・医療心理学など)の授業を通して「心」への様々な見方を学ぶとともに、心理学研究法、心理学統計法、心理学実験、心理的アセスメントといった少人数制の授業を通して、そうした「心」に対する科学的なアプローチ法を学びます。そしてその学びの上で、3年次以降は専門演習として、14名の専任教員のいずれかのゼミに所属し、卒業論文を仕上げていきます。この他、学生の進路希望に合わせて、公認心理師の資格取得や、心理学を活かしたキャリアデザインのための授業もあります。
Q5
臨床心理学に関わる職につくには
どうすればよいですか?
基本的には、大学院まで進学・修了したうえで、公認心理師や臨床心理士をはじめとする各種の資格を受験・合格するという道筋になります。明星大学ではこれらの資格に対応したコースを備えています。
Q6
どの大学の心理学がお薦めなのか
といった基準はありますか?
心理学を深く学ぶには、基礎的な心理学と、臨床や応用に関わる心理学とがバランスよく配置された大学を選ぶとよいでしょう。明星大学心理学部は、基礎向けの「人間科学分野」、基礎と応用とが接続された「産業・社会分野」、主にカウンセリングを主体とする臨床心理学に関わる「カウンセリング分野」、主に障害者・障害児の発達臨床に関わる「発達支援分野」の4種類の分野がバランス良く配置されています。 また、教育を行うための施設・設備も重要になります。明星大学心理学部は、「⼈間科学分野」や「産業・社会分野」の研究施設・設備として、専門的な脳研究を行うための装置や、動物実験専用の建物を有しています。また、「カウンセリング分野」に関わる施設としての心理相談センターや、「発達支援分野」に関わる施設としての発達支援研究センターも備えています。
Q7
心理学部の卒業生はどのような仕事に
就いているのですか?
心理学科(旧:人文学部心理学科含む)を卒業した後、大学院へ進学して資格を取得し、心理カウンセラーやスクールカウンセラーとして働いている人もいます。多くの学生は心理学科を卒業してすぐに就職していますが、公務員や民間企業など、様々な業界・職種で活躍しています。具体的な就職先は、上記の「就職」の項目を参照してください。
Q8
卒業後は一般企業への就職を考えていますが、
心理学を活かすことはできますか?
心理学部では、レポート作成、データ収集と分析、研究成果の発表などを日々学びます。その中で、自己管理、コミュニケーション、論理的思考、プレゼンテーションといった一般企業で求められるビジネススキルを磨くことができます。また、心理学の専門的な知識を活かせる仕事もあります。たとえば、人間の行動や認識を科学的に理解することは、 商品開発や営業販売職などに役立ちますし、 社会集団としての人間を科学的に理解することは、 人事・企画・マーケティング職などで役立ちます。
Q9
就職活動をする際にどのような
サポートがありますか?
3年次の選択科目「心理学で拓くキャリア」では、生涯発達とキャリア教育の専門家が、心理学の学びと将来の職業との関係や、自らの将来を自力で切り拓いていくために達成すべき課題について指導します。また、本学キャリアセンターとの緊密な連携により、ゼミ指導教員を通じて就職情報を提供しています。
他の学部・学科や大学の概要などについても
WEBで調べてみよう
学科の特設サイトでさらに詳しくチェックしよう
心理学研究科について
詳しくチェックしよう