学科について
現代社会で自分の人生を
切りひらいていく力を伸ばす。
学ぶテーマは、きっとあなたの中にある。社会は、人間関係が積み重なってできています。 つまり人間がいるところ、私たちが暮らす地域、家族、学校、働く場すべてが、人間社会学科の学びのフィールドです。社会学を道具に、社会を見る目を養い、主体的に行動し、自分の人生を不断にデザインできる人を育てます。
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足元の課題からグローバルな課題まで、
現代社会をトコトン本気で探究。
人間関係や家族などの身近なことから、国境を越えたグローバルなことまで、私たちが暮らす現代社会を幅広く探究します。アンケートやフィールドワークなどを行い、実践的に社会を見る目を鍛えます。少人数制で学ぶゼミと自由度の高いカリキュラム構成で、学生一人一人のニーズに応えられる学習環境が整っています。だから学生たちは、好きなことにトコトン本気で向き合えます。
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学ぶテーマは、
きっとあなたの中にある。
人間社会学科では、身近な興味・関心があること、また、今はよく知らないけれど気になることを自身のテーマとして掘り下げていくことができます。気になることを社会学の目で掘り下げて、自分のテーマを見つけます。
大学周辺、日本各地、さらに国境を越えて、実際の現場に出向きます。
世代を超えた人々と出会い、話を聞きます。
イベントに参加し、身体を動かし、五感も使い学びます。
フィールドワークへの招待
1年生は、クラスごとに大学周辺のフィールドワークを行い、地域を再発見し、人の魅力に触れたり、社会の課題を見つめたりします。その後、クラスごとの発表会を学年合同で実施します。
2019年度のテーマ例
●「動物を再考する――多摩動物公園で再発見」
●「ハロー!キャリアの宝箱――就職支援の『じったい』」
●「我々のフィールドワーク 出会った女性の名は……」ほか。
2020年度のテーマ例
●「卒業生に聞く大学生活のすすめ」(卒業生へのオンラインインタビュー調査)
●「コロナウイルスの中でのアルバイト」(WEB調査)
●「図書館、資料館について」(現職員へのオンラインインタビュー調査)ほか。
2021年度のテーマ例
●「ミャンマーを見る・聞く・考える」
●「タイにおける日本人の仕事について」
●「難民・バナナとわたしたち」
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足元の地域の再発見
大学周辺まち歩き
1年生の時に全員、大学周辺のまち歩きをし、身近な地域を再発見します。ゼミごとに「コミュニティガーデン せせらぎ農園」、「こがねいロケよび隊」、「日野市ボランティア・センター」などを訪ねました。農園では、地域の方にお話を伺い、農作業を教えていただき、食事をともにし、五感を使って学びました。
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日野市「南平ふれあいサロン」
での地域の方との交流会
地域の人たちが支えあいながら、誰もが住みやすい地域をつくりあげるにはどうすればいいのだろうか。地域のお年寄りが集う空間「南平ふれあいサロン」に学生が通い、利用者やスタッフと交流をしながら、サロンが果たしている役割を学ぶとともに、世代を超えた交流を積み重ねます。
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多摩地域発
コミュニティビジネスの現場に学ぶ
地域の活性化や課題解決にビジネスの手法で取り組む、多摩地域のコミュニティビジネスの活動に参加させていただき、現状と課題を探っています。「日本三大だるま市」として知られる調布市深大寺の「だるチャンプロデュース」とコラボして、「けんだるま」の商品開発も手がけました。けん玉を得意とする学生の発案で誕生しました。
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「働く」現場を訪ねて
学生が企画し、働くことをテーマにしたフィールドワークを実施します。多摩センターの朝日生命を訪問し、お客さまと接し契約をする営業所から、保険金支払いの部署、新しい保険の企画を立てる部署などを見せていただき、仕事の内容や働く楽しさ、ご苦労を伺いました。
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宮城
地域メディア・コミュニティ
放送局を訪ねて
宮城県内のコミュニティ放送局を訪問し、震災時の対応や現在の番組作り、放送局運営について聞き取りをし、また実際に番組出演などもさせていただいています。また学内にも収録スタジオを開設しており、自主番組制作を行っています。
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福島
原発事故被災地を訪ねて
福島県の浜通りや飯舘村などを訪れ、地域の実情を調査。避難された方、農家の方、元原発作業員の方など、当事者の方にじっくり話を聞きます。遠い世界の話ではなく、目の前の生活者の身に起こったこととして、見えない原発事故に迫ります。
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沖縄
名護市辺野古を訪ねて
普天間基地の移設予定地である名護市辺野古を訪問し、住民への聞き取りを実施。ニュースから伝わってくる情報と、住民の本音との違いに気づかされました。この体験を通して学んだことをより深めるため、大学に戻ってからも研究・調査を継続しています。
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フレッシュマン・キャンプ
新入生は入学してすぐ1泊2日の合宿に出かけます。たくさんのレクリエーションで新たなつながりをつくり、充実した大学生活を送るためにはどうすればいいか、グループワークで話し合います。そして夜中まで友人、先輩と語り合う姿が……。企画運営は在学生有志が行い、教員も参加します。
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アンケートで社会を測る
社会学は「社会」を対象にする学問です。しかし「社会」は目に見えません。そんな「社会」を目に見えるようにするため、計量社会学ではアンケート用紙を用いた調査を実施し、数値データを集計します。すると「内閣支持率は男性で〇%、女性で〇%」というように、「社会」を目に見えるものにすることができるのです。人間社会学科では、フィールドワークだけでなく、アンケート調査の方法も実践的に学べます。
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卒業研究報告会
優秀な卒業論文を執筆した学生が各ゼミから選出され、学びの成果を学科学生、教員の前で報告します。学生一人一人が自分なりの問題関心や学んだ手法を用いて、現代社会の問題に切り込み、学生間での刺激的な応酬や教員からの熱いコメントが寄せられます。また、発表者には学科から表彰が行われます。あわせて、卒業研究報告会をゼミ主催で開催して一般公開したり、卒業研究論文集を刊行するゼミもあります。
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コロナ禍で、明星大学の2020年度の講義は、一部を除いてオンライン講義に移行しました。このことは、「フィールドに出る」ことを掲げる人文学部人間社会学科にとっても、試練の年になることを意味しました。
当学科では1年生向けの必須科目として、「フィールドワークへの招待」という講義を開講しています。10名程度のクラスごとにフィールドワークと報告の作成を共同で行い、社会調査の基礎や醍醐味を体験していきます。入門的な講義なので調査対象は基本的に教員がセッティングしますが、オンラインでどのようにして、本来は現場に出かける「フィールドワーク」の体験を実現するのかが大きな課題になりました。
本多ゼミでは、今後の大学生活を豊かにする上で必要な、「図書館、資料館を知る」ということをテーマとして、明星大学図書館と大宅壮一文庫(日本で初めての雑誌図書館)をフィールドワーク先として選定しました。両施設とも、職員の方にオンラインでリアルタイムのインタビューを実施し、施設の特色や普段のお仕事などを伺いました。
特に大宅壮一文庫は、館内に所狭しと並ぶ雑誌をみるのも勉強になる場所です。この点については、事前に館内に出向き動画を撮影して、学生にオンラインで閲覧できるように環境を整えました。職員の方へのインタビューに際しては、このように事前に作成した資料やWeb上の情報などをもとに、インタビュー内容を学生が決めていきました。
このようなかたちでオンライン上の「フィールドワーク」を行い、それをもとに学生たちが作成した報告は、結果的に例年と遜色ないものとなりました。こうした「フィールドワーク」が対面のそれとどのように違うのかについては容易に判断がつきません。しかしあらためて「フィールドワーク」とは、調査者と調査対象者の協力関係によって成り立つものであると強く感じました。このような新しい「経験」について考えていくことができるのも、社会学の醍醐味なのかもしれません。
人間社会学科教員 本多真隆
大宅壮一文庫の様子
インタビューの様子を一言で表すと「緊張」となってしまいます。しかし、それは人間として成長ができる機会としてみんな言っていました。私たちのインタビューの形式としては2人で調査者に対してのインタビューを行います。そしてそのインタビューして出た答えや考えをもう2人の人がメモを取り内容をまとめると言ったものになります。その他の人たちは傍観者として参加していました。また、インタビューをオンラインとしてやらせていただきました。オンラインでやらせていただくと相手の表情が細かいところまであまりわからないことやオンラインでやる方法などを新しく勉強をしなければならないことが難点であることがわかりました。しかし、移動時間がかからないことや場所を用意する必要がないという良い点もあると思いました。
インタビューを進めていると思いがけない回答が返ってきたりすることがありました。また、質問をある程度準備をしてインタビューに臨んだところ調査者に質問をする前に言われてしまうこともありました。みんな準備していたことや考えて頭の中でイメージトレーニングを重ねて臨んだところ予想外のことが起こってしまうと柔軟に対応ができませんでした。しかし、調査者に対してインタビューをしている2人以外にも次々と助けの船を出していただけました。
このようにして多くの人々が力を合わせて知恵を出し合い助け合うことは大きな力になると改めて思いました。
人文学部人間社会学科1年 山室亮介
インタビューの様子
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鵜沢ゼミ
キャリア形成の社会学
鵜沢 由美子 教授
ゼミ活動全般を通して、社会に巣立つための基礎づくりを意識しています。ひとつは大学生に必要な「読み書き発表」を身につけること。産業・労働社会学、ジェンダー論、フィールドワークなどの文献を読み、議論しながら、課題解決能力やコミュニケーション能力を鍛えています。 卒論テーマの例 「リーダーシップの一考察―野球部歴代キャプテンへのインタビューから」 「現代日本における感情労働の現状と課題」 「女性管理職の課題と可能性」
元治ゼミ
社会階層、職業社会学、データ分析
元治 恵子 教授
生まれ育った家庭環境、学歴、職業、性別、出身地などのさまざまな社会的要因が、人々の間の格差や不平等にどのような影響を与えるかを研究。文献を読み、担当者が発表し、さらにメンバー同士で議論を深めます。社会調査データを分析し、実証的に現象の解明に取り組んでいます。 卒論テーマの例 「子ども支援に付随する保護者救済の意義―地域コミュニティの活用」 「義務教育制度と完全無償化」 「給付型奨学金の新たな在り方―大学進学率から考える」
天野ゼミ
高度情報社会についての調査研究
天野 徹 教授
高度情報社会に関する理論・事例を学ぶとともに、オープンデータ・ビッグデータの活用、データの可視化、情報システムの活用を通して社会問題の解決に挑戦。各種団体、活動家、地方議会議員、自治体職員、他大学と協働しながら取り組んでいます。 卒論テーマの例 「地方議会における政策の決定・評価過程の定量分析と可視化の試み」 「情報環境を活用した郊外型コミュニティ形成の研究」 「地方創生法から見る山梨の未来」
熊本ゼミ
地域社会の現状と課題-高幡台団地を事例に
熊本 博之 教授
大学から歩いて15分のところにある高幡台団地へ通い、フィールドワーク。災害時の対応について考える防災訓練を自治会と共同で実施したり、夏祭りの運営をサポートしたりしながら、少子高齢化が進む東京郊外の団地の実態について学んでいます。 卒論テーマの例 「大規模住宅団地の現状と再生」 「これからの障碍者福祉―共生社会の実現をめざして」 「『とやま未来創生戦略』にみる人口維持の可能性」
下平ゼミ
近代の意味を考える-産業化理論=収斂理論の批判的検証
下平 好博 教授
産業化理論という古典的な分析枠組みを使いながら、日本の近現代史の特質を明らかにするのが本ゼミの課題です。すなわち、『この国のかたち』(司馬遼太郎 著)を産業化理論の分析ツールを使って調べているゼミです。 卒論テーマの例 「近代日本における「忠誠と反逆」の問題―徳冨蘆花の『謀叛論』を手掛かりにして」 「インターネット社会とナショナリズムの台頭」 「家族の食卓の変化からみた近代家族の変容」
竹峰ゼミ
フィールドで学ぶ 平和・世界・地域
竹峰 誠一郎 教授
教室の中に閉じこもるのではなく、学生が自ら現場に足を運び、多様な方との出会いを重ね、交流を深めながら学ぶゼミです。平和な社会を求めて、大学周辺や自分の足元を掘り下げたり、地方さらに世界へと視野を拡げるゼミ生もいます。現場は自ら発見します。 卒論テーマ例 「未完の『ヒロシマ』――関千枝子さんとの対話から見えたもの」 「技能実習生って誰のこと?カンボジアの日本語学校から見つめて」 「脱施設化によるまちづくりが拓く障害者の社会的自立――やまぼうし理事長・伊藤勲の葛藤と挑戦」
寺田ゼミ
『自己』をめぐる社会的・文化的要素の検討
寺田 征也 准教授
誰しも一度は「本当の自分ってどこにあるのだろう?」「自分って何だろう?」と考えたことがあるのではないでしょうか。そうした「自分自身」の成り立ちについて他者や文化、時代との関係から考える「自己・アイデンティティの社会学」を学んでいます。 卒論テーマの例 「自己形成における『物語』の機能」 「『自己表現』作品に学ぶコミュニケーションの方法」 「キャバクラ嬢とキャラクター形成」
本多ゼミ
家族と社会のかかわりを考える
本多 真隆 准教授
私たちが当たり前と思いがちな「家族」の姿がゆらいでいる現代社会において、今後どのような暮らし方や共同生活のあり方が考えられるのか。現代の家族問題(少子化、子育て支援、高齢化、男性の育児参加、家族の多様化)についての文献講読、またゼミ生が自由にテーマを設定する共同調査などを通して、日常的な生活の問題から社会を見通す視点と社会調査のスキルを習得していきます。 卒論テーマの例 「親との同居が女性の出産に与える影響」 「家庭支援センターにおける今後の支援のあり方について」 「ブラック企業を生み出す要因を探る」
荒井ゼミ
教育と社会との関係を考える
荒井 悠介 助教
みなさん若者が、どのような社会を生きているのか、そして、どのように社会をとらえながら大人になっていくのか。このゼミでは、若者と教育、若者と文化、若者とメディア、これらのかかわりについて学びます。そして、実際にインタビューやフィールドワークを行うことを通じ、社会を観察して分析する力と、自分自身で考えて行動する力を身に付けます。
卒論テーマの例
「強豪校で野球をすること-高校生アスリートとセカンドキャリア」
「原宿ファッションショップにおけるジェンダーレス男子のファン研究
-現代若年層女性の恋愛観」
「行きあたりばったりを楽しむ若者たち―SNS時代における若者の行動原理」
※2019年度、2020年度卒業生の就職データ
主な就職内定先(2019~2021年度)
就職先一覧
高等学校で履修することが望ましい科目 ※1
1. 『21世紀型スキルとしての情報社会学─VUCAワールドを生きる人たちのために』天野徹 2022(春風社)
情報通信環境・情報処理技術の普及による社会経済システムの変化、社会特性の変化から、人生100年時代にSociety5.0の環境を生かして人間中心社会を作っていくための戦略まで、アカデミズムではなく21世紀型スキルとしての情報社会学の全体像を分かりやすく解説した入門書です。
2. 『14歳からわかる生活保護』雨宮処凛 2012(河出書房新社)
社会運動家の著者による、生活保護の実践的な入門書です。偏見の目でみられがちな生活保護の実態や、日本社会のセーフティネットについて考えることができます。コロナウイルス関連で、生活基盤がゆらいでいる人たちのことを考えながら読んでほしいです。
3. 『決定版 日本という国』小熊英二 2018(河出書房新社)
なぜ学校に通わなければいけないのか、というような身近な問題から、日本社会の成り立ちや、海外諸国との関係まで簡潔に見通せる本です。現在の自分たちが置かれている状況や、アメリカ、アジア諸国をはじめとした国際社会との関係などのニュースがわかりやすくなると思います。
4. 『学校ってなんだろう―教育の社会学入門』苅谷剛彦 2005(筑摩書房)
試験、校則、教科書から先生の世界まで、みなさんにとって身近な「学校」を社会学的な観点から考えることができます。
5. 『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた―あなたがあなたらしくいられるための29問』佐藤文香 2019(明石書店)
ホップ・ステップ・ジャンプと三段階に分けて、29のトピックスについて大学生がわかりやすくまとめたジェンダー論の入門書です。
6. 『生き方の不平等―お互いさまの社会に向けて』白波瀬佐和子 2010(岩波書店)
人生の様々なステージ(ライフステージ)における不平等の実態が、データをもとに解き明かされています。これまでのライフステージを振り返り、そして今後のライフステージ想像しながら、どのような社会が望ましいのかを考えながら読んでほしい1冊です。
7. 『友だち幻想』菅野仁 2008(筑摩書房)
親や友人などとの関係に悩んだことがある人も少なくないと思います。本書は、日常的な人間関係の悩みから、社会学的な考えかたへと導いてくれる入門書の決定版です。
8. 『地域を豊かにする働き方』関満博 2012(筑摩書房)
「現場学者」を名乗る著者が、東日本大震災の被災地を訪ね歩き、「地域」とこれからの働き方について考えた本です。現在の日本社会で「地域」が置かれている状況や、みなさんの今後の働き方について考えるきっかけになると思います。
9. 『<新版>実戦・日本語の作文技術』本多勝一 2019(朝日新聞出版)
文書の書き方のコツを収めた名著です。相手に誤解なく自分が言いたいことを伝えるには、どうしていけばいいのでしょうか。高校生の小論文、大学生のレポートや卒論、さらに社会人になっても応用できます。
みなさんは、周りで起きているいろいろな出来事をみたり聞いたりしたとき、「何か嫌だな」「何か気になるな」と感じたことはありませんか。 あるいは、自分が辛い状況におちいったとき、「でもこれって自分のせいだけじゃなくて、まわりも悪いんじゃないの」と考えたことはありませんか。その直感のなかに、社会学、そして人間社会学科での「学びのタネ」があります。そのタネをともに育てていきましょう。 みなさんについて知り、ともに「社会学」することを楽しみにしています。
Q1
人間社会学科の学生の雰囲気を
教えてください。
勉強から課外活動、趣味まで、自由に自分が興味関心を持っていることに熱中し、その取り組みを、自分の将来の夢と結び付けようとする前向きな学生が多いです。
Q2
明星大学の人間社会学科ならではの
学びの特徴を具体的に教えてください。
足元の課題からグローバルな課題まで現代社会を本気で探求します。フィールドワークやアンケートなどを行い、実践的に社会を見る目を鍛えます。
Q3 人間社会学科では何を学ぶのですか?
社会学を学びます。社会学では、家族、格差、地域など、わたし達の生きている社会の出来事を対象に、「関係」の観点から考えていきます。詳しくは、日本社会学会のサイトをみてください。
【参考:社会学への誘い】
https://jss-sociology.org/school/
Q4
人間社会学科ではどんな資格が
取れますか?
中学校(社会)、高等学校(公民)、図書館司書、社会調査士の資格取得が可能です。そのほか、希望すれば小学校の免許も取得可能です(別途費用などが必要)。
Q5 教員免許状の取得は大変ですか?
通常より多くの単位を取らなければならないので、その分の負担は増えます。しかしこれまでの卒業生の中には、部活やサークル活動などと学業を上手に両立させて、教員免許状を取得している人もいますので、安心してください。
Q6
社会調査士の資格はどうすれば
取得できますか?
学科で開講している社会調査士関連科目(「データ理解の基礎」「社会調査実習」など)の単位を取得した上で、卒業時に資格取得申請をすることで取得可能です。
【参考:社会調査士をめざす学生のみなさんへ】
http://jasr.or.jp/students/
Q7 社会調査実習では何をしますか?
主にフィールドワークを行うクラスと、主にアンケート調査をするクラスとに分かれます。フィールドワークのクラスでは、近隣団地での防災活動や夏祭りの支援、原発事故の被災者への聞き取り、フリーペーパーの制作などを行います。アンケート調査のクラスでは、質問紙の作成から集計、分析までを行います。いずれのクラスも、実習の成果を調査報告書として取りまとめ、冊子を作成します。
Q8
受験する上でしておいた方がよい
勉強はありますか?
社会学では現代社会の問題について調べたり、学んだりします。そのため、基本的には時事問題や社会問題に関心を持っていることが望ましいです。日々、新聞やニュースに目を通したり、世の中の出来事に広くアンテナを張る習慣を身につけておいてください。また、学科教員が推薦する書籍も読んでおくと良いです。
Q9
人間社会学科で教員を目指す
メリットが知りたいです。
教員、特に社会科の教員になるためには、ただ単に教科を教授する技術を取得するだけでなく、幅広く社会のことを知る必要があります。また、いじめや教育格差の問題など、教育現場で起きている多様な問題の背景を理解し洞察力を深める必要があります。本学科で学ぶことで、そのような応用力のある教員を目指すことができます。
Q10
コロナ禍において、どのような授業が
行われていましたか。
ぜひお伝えしたいのは、Zoomを用いて日本国内のみならず、海外の方々にもインタビューでき、フィールドワークの可能性が広がったということです。オンライン授業においては、質問する機能を通じて、大人数の講義でも少人数のゼミでも、学生たちが質問や発言をしやすくなったというメリットもありました。何事もマイナス面ばかりではありませんね。
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