理工学部 総合理工学科 環境科学系

動画で見る! 学系の特長

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    学科PR動画
    理工学部総合理工学科環境科学系の
    イメージ動画です。(2019年12月公開)

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    模擬授業
    「数値な模型の作り方(大気環境を例にして)」
    (夢ナビライブ2017)

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フィールドおよびラボワークの両輪で
問題解決に向けた実践的な力を身につける

地球温暖化や資源の枯渇などの大きな問題から、ごみの分別や省エネなど身近な問題まで、環境に関するニュースが多く取り上げられる現代。環境問題は、まさに待ったなしの状況です。環境科学系では、大量生産・大量消費からの転換を図り、問題解決に向けて自ら行動できる実践的な人材の育成をめざしています。

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学系の5つの特長 Features

  • 1

    多様な環境問題を学ぶ

    環境汚染、温暖化、都市計画、エネルギー、生態系、循環型社会といった多ジャンルの環境問題について学び、幅広い環境分野のスペシャリストを目指せます。

  • 2

    選んで学べるカリキュラム

    担任制による密な指導と選んで学べるカリキュラムで地球の気候変動から都市環境や生態系保全まで、多様な環境問題を偏りなく学べます。

  • 3

    社会に貢献するエンジニア育成

    「地球環境分野」「生態・資源分野」「環境化学分野」からなる研究室で多様な環境問題への理解を深め、社会貢献できる人材を育成しています。

  • 4

    中学校・高等学校の教員免許状

    理科の教員免許状取得が可能です。

  • 5

    学系横断プログラム

    「地球・宇宙科学プログラム」では、私たちの住む宇宙・惑星・地球、さらには人間との関わりである環境問題について発展的に学びます。広い視野と知識を身につけ、将来の活躍分野や進路選択の可能性を広げます。 「生物環境化学プログラム」では、生命科学、化学、環境科学の3つの分野を学修することで、環境・食品関連分野で活躍できる人材や、高度な化学分析にも対応できる環境技術者への道が拓けます。

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研究・実習施設紹介 Facility

  • 1

    高度機器分析装置

    ガスクロマトグラフィー質量分析装置(GC-MS)や液体クロマトグラフィー・タンデム型質量分析装置(LC-MS・MS)で水や土壌に含まれる微量な環境汚染有機化合物などの種類や量を、高い精度で分析します。

  • 2

    遺伝子組換え実験室
    (P1実験室)

    環境汚染物質の分解・無害化やバイオマスエネルギーの生産に役立つ高機能微生物を遺伝子組換え技術などにより生み出し、その機能を試験するための特殊な実験室です。法令で定められた安全装置がそなわっています。

  • 3

    環境情報演習室

    地理情報システム(GⅠS)や大気・気象の数値シミュレーションなど、コンピュータによる解析方法の基礎を学習するための演習室です。「プロジェクト5」などの演習科目で使用します。

  • 4

    誘導結合プラズマ質量分析装置
    (ⅠCP-MS)

    水や土壌、廃棄物、材料などに含まれる微量~極微量金属元素の種類や量を高感度に分析できる装置です。機器分析装置を用いた分析法の国家標準化および国際標準化に向けた手順書づくりの研究にも使用しています。

  • 5

    環境情報解析室

    地理情報システム(GⅠS)で環境に関わる空間情報を解析したり、特殊な計算ソフトウェアで大気汚染物質の空間動態の予測や都市熱に及ぼす気象の影響などの数値シミュレーションを行います。

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カリキュラム紹介 Curriculum

4年間の学びの流れとカリキュラム

※カリキュラムは2021年4月現在の予定を掲載しており、変更の場合もあります。

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特色ある科目 Characteristic subjects

  • 1

    地球環境学

    本講義では気候変動、酸性雨、オゾン層破壊、原子力と放射線に着目して、地球環境問題を学びます。それぞれの問題について、発生メカニズム、人体・生態系への影響、そして予防・保全のための国際的取り組みなどについて取り上げることで、地球環境問題を自然科学的および社会科学的な観点から学習することをめざしています。気候変動の学習では、2004年に公開となった映画『The Day After Tomorrow』を視聴し、映画の中で描かれている事象を科学的に解説します。例えば「巨大竜巻はなぜ発生したのか」、「ニューヨークはなぜ水没したのか」、「温暖化なのになぜ北半球は氷河期になったのか」、「気象予報とは何か」、「経済と環境の両立は可能か」などの疑問について、高校で学習する物理や化学の知識を駆使して解説します。担当する教員はこれまで、海外での環境事業に多く携わってきました。講義内容には過去の実体験や最新情報が多く盛り込まれており、教室での「学び」から社会での「実務」への接続性を体感できる内容となっています。

  • 2

    廃棄物学

    近年、海洋でのプラスチックごみ、震災や水害での災害廃棄物が大きな問題となっています。地球規模から身近な環境までの重要な課題として、現在も国内外でさまざまな取り組みが行われています。この科目では「廃棄物(ごみ)」に関わる基礎的な情報や考え方、廃棄物と経済・社会との関わり、資源化・処理の基礎を学習します。例えば、最近のごみ問題や背景となる過去のごみ問題、廃棄物の埋立処分、焼却処理、3R(Reduce, Reuse, Recycle) 、リスク、処理コストなどを幅広く学べます。学んだ知識をもとに、グループワークとして3R関連のテーマの調査・発表を行います。また授業中に、担当教員が学外で活動する幅広い廃棄物関連のフィールド(例:災害廃棄物仮置場、帰還困難区域内の除去土壌・除染廃棄物の仮置場・資源化施設、全国各地のさまざまな廃棄物資源化・処理施設など)の写真を用いた解説を聞くことで、さまざまな課題解決に向けた現状を学ぶことができます。

  • 3

    水・土壌分析実験

    日本では河川・湖沼・海域でいくつもの公害を解決してきましたが、このきれいな水環境を将来に残す必要があります。また、世界に目を向けると、水環境問題は、まだまだ解決していません。土壌汚染については、現在でも各地で問題が残っています。この科目では、水質と土壌質を表す各指標に関して、環境試料の採取法と分析法の実習を行い、将来業務として活用できるレベルの水・土壌環境指標の理解と分析技術(JIS準拠)を習得します。分析実習項目としては、例えば水質の基礎的性状としてpH・電気伝導率ECや生物化学的酸素要求量BOD・化学的酸素要求量CODなど有機汚濁成分の計測、土壌の基礎的性状として土壌ECなどの計測を行います。講義、実験ノート作成(予習)、実験、レポート作成を繰り返すことで、操作法習得だけではなく、総合的な各種試験項目の評価まで学ぶことができます。また、レポート作成を通して、理論的な考察の仕方や文章構成力を磨きます。

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研究室紹介 Seminar

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亀卦川研究室(気象・熱環境研究室)

都市と地球の気候変動とその影響・対策を研究

亀卦川 幸浩 教授

【地球環境分野】
専門分野は気象・熱エネルギー科学です。都市のヒートアイランド現象や気候変動について研究しています。都市の気象と電力消費量などの同時予測を行う独自のコンピュータシミュレーションモデルを駆使し、海外諸都市も対象に、気候変動予測や省エネ・緑化などの温暖化対策についても研究しています。

櫻井研究室(大気環境研究室)

大気汚染の発生メカニズムや環境影響を研究

櫻井 達也 准教授

【地球環境分野】
2013年に流行語大賞に選出された「PM2.5」。今やエアコンやマスクなどの商品開発では、PM2.5対応が当たり前の仕様となっています。櫻井研究室では、PM2.5に代表される大気汚染物質のフィールド観測をはじめ、都市から大陸規模を対象とした数値シミュレーション、さらには人体の健康影響に関する研究に取り組んでいます。

柳川研究室(緑地・生態系機能評価研究室)

都市緑地をはじめとする様々な土地被覆における生態系機能およびその評価に関する研究

柳川 亜季 准教授

【地球環境分野】
持続可能な社会および自然環境を形成することをめざして、緑地や生態系の多面的機能とそのデザインの研究に取り組んでいます。国内では、農耕地生態系の多面的機能評価として、農耕地の生物多様性保全機能と農産物の生産機能額のどちらもみたす農地の抽出やその条件の整理などを行っています。また、多摩川河川敷で、土壌昆虫と土壌および植生との関係についてのモニタリング調査を毎月行っています。

宮脇研究室(資源・廃棄物研究室)

廃棄物の処理・処分や循環資源としての有効利用の研究

宮脇 健太郎 教授

【生態・資源分野】
日本では循環型社会をめざして、3R(Reduce:排出抑制、Reuse:再使用、Recycle:再生利用)の取り組みが進められています。しかし、最小限の廃棄物は発生し、処理後に最終処分場に埋め立てています。宮脇研究室では、主に廃棄物のリサイクル・処理・最終処分に関わる有害物質などの問題解決に取り組んでいます。研究テーマは、有害物質除去技術の評価、水処理技術開発、有害物質挙動調査、土壌環境保全、環境安全性評価などです。

田中研究室(水環境・バイオエネルギー研究室)

水・土壌環境の保全とバイオエネルギー生産の研究

田中 修三 教授

【生態・資源分野】
有機性排水・廃棄物の生物処理とバイオエネルギー生産の技術の開発を行っています。下水汚泥の嫌気性細菌による水素・メタン生成、草木質バイオマスの酵素糖化と遺伝子組換え酵母によるエタノール発酵の研究です。これらは水・土壌環境の汚染防止と地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出削減(バイオエネルギーによる化石燃料消費の削減)をめざしています。

岩見研究室(生態工学研究室)

微生物による環境汚染やその浄化のための生態系づくりを研究

岩見 徳雄 准教授

【生態・資源分野】
さまざまな環境の中から有用な微生物を見つけ出し、水環境の改善に役立てる方法を研究しています。現在は、主にダム湖などで起こる有毒シアノバクテリアの大発生を、原生動物や微小後生動物などの捕食作用を利用して防除する方法の開発に取り組んでいます。2016年度からは、里地里山の保全をめざし、谷戸水田を対象にトンボの生態調査も行っています。

上本研究室(環境分析化学研究室)

分析化学を駆使した環境保全技術の研究

上本 道久 常勤教授

【環境化学分野】
環境汚染や有害物処理など化学の観点から何がどの程度変化したのかを知るために、元素や物質をはかることは不可欠です。分析化学はその方法をデザインする学問。環境科学に必須の領域といえます。上本研究室では、現在、金属材料中の微量有害元素の定量や現場分析による材料種判定のほか、応用系分野との共同研究や分析法の標準化などに広く取り組んでいます。

吾郷研究室(バイオマテリアル・コロイド研究室)

バイオマテリアルを用いた自然環境保全やリサイクルの技術開発

吾郷 万里子 特任准教授

【環境化学分野】
木質系由来のバイオマスは主にセルロース、ヘミセルロース、リグニン、ポリフェノール類から構成され、地球上で最大のバイオマス資源です。この貴重な資源の有効活用を図るため、新規機能性材料の開発に取り組んでいます。とくにリグニンを原料としたナノファイバーやナノ粒子合成技術に関する基礎研究や、ナノファイバーやナノ粒子を用いた応用研究(スーパーキャパシタ用電極材料の開発やナノ粒子を用いたエマルションの安定化など)を行っています。

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取得できる免許・資格 License & Qualification

中学校教諭一種免許状(理科) 高等学校教諭一種免許状(理科)
危険物取扱者〈甲種〉(受験資格)

【目標とする資格】
技術士補 技術士※

※実務経験を要します。

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就職 / 大学院 Employment / Graduate school

その他大学院進学者 7名

※2018年度、2019年度卒業生の就職データ
※サービス業:受託研究・技術サービス業

主な就職内定先(2018~2020年度)

就職先一覧

  • 株式会社イオ
  • 青梅信用金庫
  • 株式会社小田急ビルサービス
  • 株式会社カズテクニカ
  • 株式会社協和日成
  • クボタ環境サービス株式会社
  • 一般社団法人埼玉県環境検査研究協会
  • 新和環境株式会社
  • 全国酪農業協同組合連合会
  • 東京パワーテクノロジー株式会社
  • 中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社
  • 株式会社堀場テクノサービス
  • 都留市役所
  • 防衛省
  • 岩手県教育委員会(中学校・高等学校)

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入試のポイント Admission points

アドミッションポリシー

  • 大学における教養教育及び環境科学系の専門教育を受けるために必要な基礎的な知識を修得している。
  • 人間社会と環境のかかわりに関心を持ち、そこにある問題等を考える素養を備え、自身の意見をまとめ、伝えることができる。
  • 大学での学びに積極的に取り組み、環境分野において社会に貢献したいという強い意欲を有している。

高等学校で履修すべき科目 ※1

  • 数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学B
  • 物理基礎、化学基礎又は生物基礎
  • ※1 学士課程1年生の学修において必須であるため、各選抜区分において検査する科目

高等学校で履修することが望ましい科目 ※2

  • 物理、化学又は生物
  • ※2 学士課程1年生の学修において、ある程度必要な科目とし、選抜方法の科目としては必須ではないもの

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受験生に対するアドバイス

■小論文、基礎学力試験等に向けたアドバイス
【総合型選抜・学校推薦型選抜受験者向け】

・環境関連の時事ニュースを調べておくことが大切です。
・基礎学力試験では、数学に加えて物理・化学・生物の中から一つを選択することになります。それぞれ教科書の基本問題レベルとなっているため、基礎を繰り返し勉強してほしいです。

■面接試験、グループディスカッション等に向けたアドバイス
【総合型選抜・学校推薦型選抜受験者向け】

・志望理由が、大学・学系の学習方針と合致しているかを重視しています。また、志望理由 ・学習意欲・将来の進路等に関して質問し、受験生の理解度や積極性・チャレンジ精神をもって課題解決のための努力を継続できるか評価します。
・様々な質問を通して、受け答えの態度やコミュニケーション力を評価します。

■受験生への推薦図書
  • 1. 『インフェルノ上・中・下巻』ダン・ブラウン、越前 敏弥(翻訳) (角川文庫)
    ダン・ブラウン著作の長編推理小説。スマホに割く時間を、できるだけ読書に費やしてほしいです。人口増加と環境問題に起因したストーリーとなっているため、環境問題を意識しながら推理を楽しめます。

  • 2. 『沈黙の春』レイチェル・カーソン、青樹簗一(翻訳) (新潮社)
    海洋生物学者としての広い知識と洞察力をもって、自然を破壊し、人体を蝕む化学薬品の乱用をいちはやく追及・指摘した、20世紀のロングセラーの新装版です。

  • 3. 『基礎から学べる環境学』田中修三、西浦定継 (共立出版)
    環境学を基礎から幅広く学べる内容となっており、これから大学で環境を学ぼうとする人に向けた入門書として最適です。1年次必修科目の教科書にも指定されているため、先取り学習したい方には尚おすすめです。

■受験生に求めるもの、伝えたいこと

・学生生活の上で重要な、人と協調的な関係を築こうとする意思があるか、また、規則正しく通学できるか(欠席状況)、面接や調書を通じて確認しています。
・地球環境問題は国内に留まらず、国境を越えて発生し、その解決には国際的な取り組みが要求されます。つまり、英語が話せなければ国際的な活躍は見込めません。大学生活では、講義や与えられた課題にのみに取り組むのではなく、自身の将来像を具体的に描いたうえで、必要な資格(英語・IT・技術)の取得に向けた自己研鑽も重要となることを十分に意識してください。

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Q&Aコーナー

  • Q1 高校で理科の科目を全て勉強して
    いなくても大丈夫ですか?

    問題ありません。大学では物理・化学・生物・地学の分野を横断的に学んでもらいますが、当然、高校時の理科科目の履修状況に偏りがあることを承知の上で、いずれの学生にもしっかり学んでもらえるようなカリキュラムを構成しています。

  • Q2 特定の環境問題(例えば温暖化、ゴミ問題)
    だけ集中して学ぶことは可能ですか?

    環境問題は、複合的にたくさんの要素が絡み合って構成されています。そのため、特定の分野に限定することなく、幅広い学習が大切になってきます。2年次までは横断的な学びのカリキュラムとなりますが、3年次以降や卒業研究にて、自分が最も興味のある分野に集中的に取り組むことが可能になります。

  • Q3 教員免許状を取得できますか?

    環境科学系では、中学校・高等学校の理科の教員免許状が取得できます。数学の教員免許状は取得できませんのでご注意ください。

  • Q4 どのような就職先がありますか?

    環境科学は幅広く学ぶ分野であるため、卒業生は分野を問わず、幅広い業種で活躍しています。これまでは公務員、リサイクル関連、調査・分析関連などの企業に就職した人が多いですが、その他に、プラント関連や金融、不動産、IT系企業に就職した卒業生もいます。大学院の卒業生には、より専門的な職種となる環境コンサルタントに就職した人もいます。

  • Q5 就職に関するサポートはどのような
    ものがありますか?

    就職に役立つ資格や、技術者に欠かせない資格を取得した場合、資格によって、現金支給する制度があります。また、環境科学系では、環境に関する企業へのインターンシップを3年生でおこなっており、単位取得とあわせて、環境分野における就業経験をすることができます。

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関連リンク

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