教育実践ゼミ(多摩地理研究室:髙橋珠州彦ゼミ)のゼミ生が、日本地理教育学会が主催する地理学・地理教育専攻学生の卒業論文発表大会(全国大会)で、研究成果について発表を行いました。
発表した大会の概要と、参加したゼミ生・卒業論文については、以下の通りです。
- 主催
日本地理教育学会
- 大会名
2022年度第71回全国地理学専攻学生卒業論文発表大会
- 開催日
2023年3月15日(水)オンライン開催
※関連情報:2022年度全国地理学専攻学生「卒業論文発表大会」開催について(日本地理教育学会)
- 参加ゼミ生(いずれも教育学部教育学科社会コース)
①皆川直輝「アニメ聖地に聖地移住者がもたらす地域活性化の可能性—埼玉県秩父市と茨城県大洗町を事例に—」
②山下右京「旧八王子市街の「山車衆」の変化とその存続 —八王子まつりからの考察—」
皆川論文は、アニメ作品の「聖地巡礼」を繰り返すアニメファンが聖地に移住し、地域活性化に貢献する可能性について論じたものであり、従来の研究では注目されていなかった新たな概念を指摘しました。
山下論文は、伝統的な要素を残しつつ市民フェスティバルとして開催されてきた「八王子まつり」において、一貫して山車の曳き回しの伝統を維持しつつ、新住民や子供たちへも伝統を継承しようと行動している人々の存在を指摘し、「山車衆」という新たな概念を提起したものです。