【理工学部】電気電子工学系の学生が研究発表しました
【理工学部支援室】
2019年7月29日(月)~8月1日(木)、大阪府立国際会議場で開催された「第22回 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2019)」で、電気電子工学系 4年生 佐藤 駿さん(嶋 好博研究室)が研究発表(ポスター発表)しました。
このシンポジウムは画像の認識と理解技術に関する国内最大規模の会議です(参加者700名程度、口頭発表55件、ポスター発表242件、企業展示31件)。画像認識・理解分野の実用化が進み、AIへの期待が高まる中、学生の将来キャリア形成のための企業と学生の議論・交流の場として設置されています。
研究発表のタイトル
「Depthセンサを用いた複数人の人物頭部検出に関する検討」
発表者
佐藤 駿、酒井 正志、菊池 輝、嶋 好博
研究内容
人の位置情報を実時間で記録し、統計的な分析を行うことは工場や事務室での人の流れを俯瞰し、効率的な動きに改善することに役立ちます。今回は奥行画像を用いて複数人の頭部位置を分析する研究に取り組みました。Depthセンサとして用いるKinectは、投光した赤外線パターンを読み取り、パターンの歪みから奥行き画像を読み取ります。また人物検出には、画像ライブラリOpenCVを用いました。サンプル画像2384枚の検出成功率は72%で、実用化にはまだ長い道のりがあります。課題は近接している複数の頭部を1つとして読み取ってしまうことや、低身長の検出ができないことが挙げられ、今後は課題の解消・改善に取り組んでいきます。
MIRU2019学会発表