【人文学部】日本文化学科 米国ハイラムカレッジと日本文化合同研究会を開催しました
【人文学部支援室】
ハイラムカレッジはオハイオ州にあり180年の歴史を持つ総合教養大学。カーステン・パーキンソン先生率いる約20名の学生が、3週間の日本研修旅行の最終日である2019年5月6日(月)に明星大学日本文化学科を訪ねてくれました。これを機に、日本文化学科の学生とともに、合同研究会を開催しました。
まず、資料図書館で日本文化学科所蔵の浮世絵や版木などを見学しました。学生たちは担当した資料について英語で説明しました。
そのあと、村田沙耶香の小説『コンビニ人間』の読書会を行いました。日米の学生がこの作品について事前に読み、考えるところを述べ合いました。自分らしさを取り戻す物語ととらえる米国の学生と、主人公の行き難さに感情移入する日本の学生とで、意見が分かれたところが興味深く感じられました。
つぎに、それぞれの国の文化について発表し合いました。米国の学生からは、警察の暴力や入墨について、日本の学生からは、「知っているアメリカ人アンケート」「オタクと経済」「日本のジェンダー問題」という学生らしいテーマで日本の文化・社会を紹介しました。
学生たちにとっては、日本文化を国際的に発信する機会になるとともに、言葉の壁を乗り越えて友好を深める機会になりました。