【理工学研究科】化学専攻の大学院生がBiol. Pharm. Bull.誌に論文を発表しました
【理工学部支援室】
化学専攻 博士後期課程3年生 布施 智博さん(清水光弘研究室)らは、生きている出芽酵母の細胞内において、高度にポジショニングしたヌクレオソーム(注1)から構成されるミニ染色体を開発しました。この実験系は、in vivoでのヌクレオソーム動態の解析のみならず、エピジェネティック制御因子を標的とする創薬のための有用なツールとなることが期待されます。この論文は、日本薬学会学術誌Biological Pharmaceutical Bulletin (2019年2月号)に掲載されました。下部関連リンクよりご覧いただけます。
この研究は、東京薬科大学との共同研究であり、科研費、私学事業団学術振興資金、明星大学重点支援研究費(2017)の支援を受けております。
(注1)ヌクレオソーム:145-147塩基対の二重らせんDNAがヒストン8量体に約2回転巻き付いた複合体であり、ヒトをはじめとする真核生物ゲノムの染色体・クロマチンの基本構造単位。
論文タイトル
The Yeast Minichromosome System Consisting of Highly Positioned Nucleosomes in Vivo