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プレスリリース明星大学情報学部が、「放課後プログラミング講座」で ワークショップ型の小大連携プログラムを実施

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【明星大学】

~プログラミング教育のあり方について考える~

 明星(めいせい)大学情報学部(東京都日野市)は、同一法人である明星(めいせい)小学校(東京都府中市)の高学年を対象とした「放課後プログラミング講座(play programming!!!)」を、2018年10月18日から、2019年1月31日までの期間で、全10回にわたって開講しています。

 2年後の2020年度に全面実施される小学校新学習指導要領では、「プログラミング教育」が柱のひとつになります。それを踏まえ、総合学園である学校法人明星学苑明星大学では、大学の持つ資源を活用して初等教育におけるプログラミング教育を充実させる観点から、今回の小大連携プログラムを実施いたしました。

大切なのは「コンピュータとの対話」

 講座はワークショップ形式で、同小学校のコンピュータ教室で行われ、5年生、6年生で参加を希望した児童約30名が10回のプログラムを体験。授業を担当する明星大学情報学部の山中脩也(なおや)准教授は、「プログラミング教育とは、コーディングを教えることではなく、児童自らが、『試して、間違えて、直す』という実体験を繰り返すことで、『コンピュータと“対話”すること』を覚え、コンピュータをツールとして、自分の伝えたいことを表現できるようになることが大事。」と話しています。
 山中准教授はこれを「教えない授業」と表現しており、まさに、子どもたちが自ら「主体的に学ぶ」ことで、幼児が言語を獲得する際のように、自然とコンピュータに親しんでいくことが可能になります。今回の講座内容は「きっかけを与えて伸ばすプログラム」という観点で構成されています。授業では、明星大学情報学研究科の大学院生もサポートに入り、児童たちは、互いに教え合いながら学ぶ姿が見られました。

普遍的な力として求められる「プログラミング的思考」

 「プログラミング的思考」は、急速な技術革新の中でプログラミングや情報技術の在り方がどのように変化していっても、普遍的に求められる力であり、プログラミングに携わる職業を目指す子供たちだけではなく、どのような進路を選択しどのような職業に就くとしても、これからの時代において共通に求められる力です。その考え方に基づき、本講座では、子どもたちが、自然な形でコンピュータに触れ、自ら体験し、試行錯誤を繰り返すことを大切にしています。

「教育の明星大学」ならではの、学部横断型、学苑一貫型の取り組み

 明星大学情報学部では、教員免許状の取得をめざす学生に対しても、「これからのプログラミング教育のあり方」についてのワークショップ等を行っており、明星大学教育学部とも連携しながら、小学校から大学までをつなぐプログラムのあり方についても研究を重ねています。

 「教育の明星大学」が行う「プログラミング教育」ならではの価値を、これからも創造していきたいと考えています。

放課後プログラミング講座詳細

実施日:
 2018年10月18日(木)、11月8日(木)、11月15日(木)、11月22日(木)、11月29日(木)、12月6日(木)、2019年1月10日(木)、1月17日(木)、1月24日(木)、1月31日(木)
実施場所:
 明星小学校(東京都府中市栄町1-1)
講師:
 明星大学情報学部准教授 山中脩也(なおや)

報道機関からのお問い合わせ

 明星大学 学長室広報課までお願いいたします。(電話042-591-5670)