就職・進路
活躍する卒業生
就職座談会
現在、社会人として活躍する4名の卒業生を、座談会の模様を通じてここに紹介します。進路の道標となれば幸いです。
参加者紹介 順不同
杉山亜耶さん 都内小学校教諭
大貫妙子さん 理想化学工業 株式会社 秘書課
落合若菜さん 株式会社 日本ミシュランタイヤ 営業職
司会:皆さんは卒業後の進路をどういう風に見つけましたか?
佐藤:僕は中2の時の出来事に遡ります。あまりにも英語ができなかった僕に、先生が教科書を録音したCDを渡してくれて、「これを一日10分勉強すれば、必ず点数があがるよ」と言ってくれました。やってみたら本当にぐんぐん成績が上がった。当時の僕は自分に自信がなく、ドラえもんに出てくる“のび太”だったのですが(笑)、取り柄のない自分でも、やればこんなにできるようになるんだってすごくうれしかった。その経験をぜひいろんな人に伝えたい→英語の先生になりたいと思ったのが、きっかけです。
杉山:私は特にコレという目標は入学後もありませんでした。でも、学科で主催している明星サマースクール(英語を近隣の小中学生に教える活動)に2年生の時に参加し(小学生を担当)、教えるということがこんなに楽しいのか、と新発見。結局、大学院在籍中も含めて足かけ5年間その活動をし、そこでの経験を生かした格好で小学校教諭の道へ進みました。
大貫:私は大学卒業の時まで道が見えず、迷っていました。何がしたいのかわからないまま、就職活動一色になった周りの雰囲気に押された格好で就職活動を始めました。3年生の3月に活動を始めて4年生の6月に一応営業職で内定をもらったのですが、そこで初めて『これでいいのかな?』と自分のことを真剣に考えました。そのうち、やはり自分は裏方として人に喜んでもらえる仕事が似合っているのではないか、それなら事務職ではないかと、再び職種を変えて4年生の6月から就職活動を再開。結局二回就職活動をした格好になって、事務職として11月に内定をいただきました。
落合:私は自分がもともと興味があったコンサルティング業界一本で、それじゃなきゃ絶対にいやという意気込みで3年生の11月から始めました。そこで見つけた一つの会社がとても気に入って決まりそうだったのですが、最終的に受からず。その会社だけを見て活動を進め、視野が狭くなっていたのですが、結局行けなくなってしまったので、4年生の4月から今度はもうちょっと対象を広げてみようと他業界に目を向け始めたときに、今の会社に出会いました。
司会:就職活動の過程で苦労したこと、工夫したことがあったら教えて下さい。
杉山:教員は、採用試験一次、二次、そこからさらに自治体の面接があるのですが、私の場合は3月30日に電話があり、31日に面接、そして4月1日から現場に行って下さいという感じでした。だからとりたてて面接に向けた特別な準備はできなかったのですが、振り返ってみれば、大学での実習や明星サマースクール、ボランティア活動など、すべてが就職活動につながっていた気がします。私は教員免許を通信でとったので実習先は自分で探さなければならず、そのため1年前から小学校でボランティア活動をして自分を売り込み、それが就職にもつながりました。
大貫:最初は要領を得ず、エントリーシートを書くときは見本の通りに書き、とにかく数を打ちました(笑)。打って打って打つうちに、なれてきて、自分を短く的確に表現する文章も自ずとまとまりがよくなっていきました。最初の就職活動では、自分がやりたい方向、つまり自分の視点だけでの活動を進めていたのですが、二回目に就職活動を再開した時には要領がつかめていたので、まず、会社が自分をどう見るか、そしてどういう人材を求めているのかという視点をふまえて活動できるようになりました。だからその時の面接では、事務職の仕事に求められるものをまずしっかり勉強し、それにつながるように自分の経験を話しました。そうすると会社側も、こういうことをやってもらいたいという具体的な絵が描けますから、そのあたりが勝因だと思います。
落合:私は普段自分の意見を持っている方なので、いつも最初に自分の意見をはっきり言ってしまう方なのですが、グループディスカッションの時には、相手の意見に耳を傾けるということを意識しました。なぜなら、きっと会社も入社後、同僚とか先輩とかとちゃんとコミュニケーションをとってやっていけるかをグループディスカッションを通して試しているんだと思ったからです。だから自分の意見をちゃんとアウトプットできるということと同時に、相手の意見もきちんと聞けるということをしっかりアピールしました。あと、最終面接の時、私が会社に入ったらこういう貢献ができるということをまとめた独自のレポートを持っていきました。それを人事部の部長に提出したら、この子はやる気があるなと思って下さったみたいで、内定にこぎ着けることができました。
司会:最後に、後輩のみなさんへのアドバイスをお願いします。
杉山:私は、なんでもいいからちょっとでも興味を持ったことに手を出してみることをオススメします。ちょっとずつたくさんに参加してみて、その中でやりたいことが見つかれば継続してみればいい。とにかく就職前にたくさんのいろんな経験をして、その経験の中から自分には何が向いていて、何が向いていないのかを見極めていくのが必要だと思います。私自身、教職には興味があって大学に来たのですが、小学校は嫌だと思っていました。なのに、実際にやってみると、これが意外や意外、面白かった。試しに中学でも実習をしてみたのですが、やっぱり自分には小学校の方が合っていると思えました。自分のことはわかっているようでわかっていないこともあるので、なんでもやってみるのが一番だと思います。みなさん、在学中にいろいろ試してみてください。
大貫:社会に出ると、とにかく時間がなくなります。だからみなさんには、学生のうちになんでもやっておいて欲しいなって思います。先日も外に久しぶりに出て、「空は青かったんだな」って改めて思ってしまったほど、社会人の平日は忙しいものですから(笑)。
落合:これらはすべて自分の経験からの話なんですが、もし就職活動に行き詰まってなかなか内定が出なかったら、その業界への執着をいったん捨てて、ちょっと視野を広げて他業界も射程距離に入れてみるといいです。そこに自分に合っている会社が見つかる可能性が高いですよ。あと自分がこの会社に入りたいと思ったら、とにかく枠にとらわれず、どんどんアピールした方がいいです。他の学生さんがしていることプラス、自分は何ができるのかをよく考えて、自分なりのやり方で応募したら、きっと結果がついてくると思います。それと、自分で「ぜったいにあれはできないだろう」という限界を最初から作らないこと。できなかったら恥ずかしいからという下手な見栄で目標を低めに設定してしまったら、努力しても結局そこまでしか行けません。でも目標設定を高めに設定しておけば、そこまでは到達できなくても、少なくとも低い目標設定の位置よりは上に行けるはずです。できなかったら格好が悪いからというプライドは捨てて、まず自分の限界の壁は自分で取っ払ってあげてください。
十人十色、社会人としての道を歩み始めた卒業生たちへ。
これからの活躍を学科の職員一同、お祈りしています。












