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【人文学部】人間社会学科 フィールドトリップ「『見えない』他者に寄り添う」を開催しました

【人文学部支援室】

平成27年11月4日(水)に人文学部人間社会学科 の1年生が「自立と体験2」という授業の一環で、「フィールドトリップ」に参加しました。
「フィールドトリップ」とは、人間社会学科生には欠かせない学習の1つ、社会調査の体験学習です。

午前に、チベット難民として生きる1人の少年を描いたドキュメンタリー映画『オロ』を鑑賞し、『誰もが難民になりうる時代に』の著者である宗田勝也さんにお話をうかがいました。
「難民問題とは、難民の問題ではなく、難民をとりまく私たちの問題である」と、宗田さんは語られました。

午後は、「『見えない』他者に寄り添う」というテーマのもと、以下3つのグルー プに分かれて学外フィールドトリップを行いました。

(1)「国際的なNGOの活動に触れる」

「シャンティ国際ボランティア会(SVA)」 を訪問し、難民支援に携わるスタッフの方に話を伺いました。
小グループに分かれて、「難民とは誰か」、「自分が難民になったら何を 持っていくか」を選び、その理由を発表し、「支援とは何か」、「自分にできることは何か」を意見交換しました。

(2)「日本に住む難民の方の生活を知る」

日本の難民の当事者であるミャンマーのカチン族のマリップ・セン・ブ氏に、ご自身のお店の民族料理を提供していただき、その後お話を伺いました。「誰しも難民になりたいわけではない」こと、教育や学びが重要であ ることを強調されたことが印象的でした。

(3)「社会を表現する芸術に触れる」

「丸木美術館」を訪ね、GHQの 占領下で制作が始まった丸木位里・俊夫妻の「原爆の図」等を鑑賞し、ネットではわからない、本物をみる大切さを実感しました。その後、学芸員の岡村幸宣氏にお話を伺い、虐げられた人間の生命に寄りそい、夫妻が個性をぶつけ合い、人間の尊厳を残して「美しく」描いたことを聞きました。

いずれも学生から積極的に質問が寄せられ、実りある1日となりました。
11月24日(火)にはこのフィールドトリップで得た体験をまとめた報告会を行います。
その様子はまたお知らせします。